「ひずみ測定器」の検索結果

学び情報

2024/02/09
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダ に分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第3回はDL950の振動測定用の加速度モジュール、回転体を評価する周波数モジュール、静ひずみや動ひずみを測定するひずみモジュールについて解説する。 振動センサの一覧表や加速度センサの製品例を示す。トルクの定義や、トルク検出器の中で計測器に良く使われる電磁方式を図解する。回転センサの一覧や、代表的な電磁ピックアップを示す。ひずみゲージを概説し、部品が適切な力で締め付けられて緩みがないか確認するボルト軸力センサを紹介する。センサから測定器までの結線図も掲載する。 基礎から学びたい方のために「振動・音響測定、加速度センサ、トルク検出器、ひずみゲージ」の各メーカの学習資料を紹介する。振動、騒音、回転、トルク、ひずみの測定事例として、EV用急速充電器の騒音測定や、パワーエレクトロニクス機器(インバータ/モータ)の試験などを掲載する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。

市場動向

2020/02/19
TechEyesOnline取材班(TEO)は2019年12月18日(水)~21日(土)に東京ビックサイトで開催された2019国際ロボット展(INTERNATIONAL ROBOT EXHIBITION 2019)を回りました。1974年以来2年おきの開催で23回目を迎える今年は、前回(2017年)を上回る637社・団体、3060小間と、過去最大規模です。「ロボットがつなぐ人に優しい社会」をテーマに、産業用ロボット、サービスロボット、特別企画の3ゾーンがあります。TEOは計測に焦点をあて、産業ロボットゾーン(西ホール)の計測器と、サービスロボットゾーン(南ホール)のやわらかロボット(Sofumo)を取材しました。歪ゲージによる応力測定でロボットのセンシング、品質向上に貢献する東京測器研究所のデータロガーやロードメータ、センサ専業からトルクアクチュエータに参入したユニパルスの最新トルク計測器、有機材料の新しい機能を創出し、発明した3Dゲルプリンタを使ってやわらかロボットを作った山形大学 ソフトマターロボティクスコンソーシアムを紹介します。
2019/10/07
TechEyesOnline取材班(TEO)は2019年8月29日(木)・30日(金)に東京ビックサイト青海展示棟Bホールで開催された「イノベーション・ジャパン2019~大学見本市&ビジネスマッチング~」の展示会場を回りました。今年で16回目となるイノベーション・ジャパンは、大学などから創出された研究成果の技術移転や産学連携の場として、産業界に対して大学の研究成果を紹介する「大学見市」とNEDO事業の実用化・事業化を支援する「ビジネスマッチング」があります。大学見本市は装置・デバイス、低炭素・エネルギー、ライフサイエンス、ナノテクノロジー、情報通信、超スマート社会、環境保全・浄化、高齢社会などの11コーナーに約400テーマが出展しました。低炭素・エネルギーコーナーからEV充電器の小型化に寄与する神戸大学の新方式ADコンバータ、環境保全・浄化コーナーから筑波大学のAI(SOM)を使ったコンクリート打音検査装置、情報通信コーナーからは東北大学が材料から作り込んだ、金属ひずみゲージの1万倍も高感度な新ひずみセンサを紹介します。
2019/06/20
TechEyesOnline取材班(TEO)は2019年5月22日(水)~24日(金)にパシフィコ横浜・展示ホールA~Dで開催された、人とくるまのテクノロジー展を回りました。自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年に始まり、28回目となる今年は624社(1197小間)の出展です。出展社カテゴリーは車体メーカ、テスティング、部品・材料、CAEソリューション、カーエレクトロニクスですが、約35%の大きなスペースを占有するテスティングゾーンから新製品、オンリーワン製品など3社を取材しました。気流計測技術をベースに自動車試験市場に多くの計測システムを提供してきた日本カノマックスの温熱環境測定用マネキン、ひずみ測定の総合メーカである東京測器研究所のドライブシャフトに挟み込むだけで測定できる摩擦型トルクセンサシステム、車載計器やランプなどの光学測定に定評のあるトプコンテクノハウスの面分光測定が可能な2D分光放射計を紹介します。
2018/09/21
私たちの生活を支える道路、トンネル、橋梁、堤防など、社会インフラと呼ばれている社会資本ストックは、わが国の高度成長とともに公共投資は拡大し続け、現在では約800兆円ともいわれる資本を積み上げてきました。しかし、今後急速に老朽化していくことが懸念されており、設備の維持管理の水準を向上し、効率的に低コストを実現することが喫緊の課題となっています。2012年12月2日の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故は、私たちに大きな衝撃をもたらしました。直近では2018年8月14日に起きたイタリア北部ジェノバでの幹線道路の高架橋崩落事故は多くの犠牲者を出す大惨事となりました。いずれの事故も、維持管理・更新などの対策を怠ったことで起きた事故と見られています。今号では、インフラの現状と課題、維持管理のための点検・モニタリング・診断技術などに触れ、技術開発における実証事例などを紹介いたします。