技術情報・レポート

2017/09/20

オシロスコープ・ユーザのためのプローブの使いこなし (第3回)

<連載目次>

第1回:「やってはいけない信号の取り出し方」「信号を伝えるということ」

第2回:「基本の10:1パッシブ・プローブを理解する」「要注意!1:1/10:1感度切替えプローブ」「そもそも周波数帯域はどこまで必要か」

第4回:「アクティブ・プローブは理想に近づいたプローブ」「最近多くなった差動信号最近」

第5回:「ある面で理想に近い高電圧パッシブ・プローブ」「リーズナブルな価格の低インピーダンス・プローブ」「アクティブ・プローブは壊れやすい?」

第6回:「プローブの性能で重視すべきこと」「そもそもプローブの周波数帯域とは?」「感電覚悟のフローティング測定?」

第7回:「高電圧差動プローブにも盲点が!」「スペックは話半分?注意が必要な電流プローブ」「電気信号が伝わるには時間がかかる」


ちょっと待った!その接続1

プローブを接続する際に注意すべきこと、それはグラウンドです。周波数帯域が高くないレコーダなどでは絶縁入力が多いですが、オシロスコープの99%はすべての入力グラウンドが共通でシャーシに接続されています。そのシャーシは、電源プラグが適切にコンセントに接続されていれば大地グラウンドに?がっています。

図18. オシロスコープの入力グラウンド

図18. オシロスコープの入力グラウンド

つまり接続されたプローブ(特に付属のプローブ)のグラウンドはすべて共通です。オシロスコープで波形測定する際に気をつけなければいけないプローブ接続についてステレオアンプを例にとって説明します。BTL接続(Bridged Trans Less)のアンプ出力にプローブを何気なく接続したらどうなるでしょう。アンプの動作がおかしくなり、極端な場合、電源のブレーカが落ちたりします。これは不適切なプロービングの典型例で、スピーカの下側部分が、プローブ接続でグラウンドに落ちています(図19)。

図19. 不適切なプロービングの例

図19. 不適切なプロービングの例

会員登録 (無料) が必要です

この記事は会員限定です。
続きをお読みいただくには会員登録が必要です。