TechEyes

2017/08/30

市場動向レポート 「テレビ放送の最前線と計測器」2014年9月号 TechEyes Vol.07

注 : 本記事は、TechEyes 2014年9月号にて発刊された内容をそのまま掲載しておりますので、現在とは異なっている場合があります。


日米開戦が起こった1941年、米国でNTSC※1方式による白黒テレビ放送が始まりました。日本では戦後間もない1953年に同方式のテレビ放送が開始されました。以後、カラー化し、1989年には衛星放送も開始、2000年にはBSデジタル放送が、さらに2003年には現行の地上デジタル放送が開始され、より美しい映像を楽しめるようになりました。ディスプレイも液晶化し、大画面が当たり前になっています。テレビ放送の世界はオリンピックなどの世界的ビッグイベントを節目として進化してきた歴史がありますが、次に控えているのは「4K放送」です。さらに最近では、「スーパーハイビジョン」と呼ばれる「8K放送」の実現に向けて、ロードマップが敷かれました。今号ではテレビ放送の最前線を展望し、放送機器や最新のテレビなどの開発を支える計測器をご紹介します。

※1 National Television Standards Committeeアメリカで策定された、地上波アナログ放送の規格名。走査線525本、フィールド周波数59.94Hzをインターレース方式で描画する


SDTVとHDTV

白黒テレビの時代からカラー化されたNTSC規格まで、走査線数525本(有効走査線数480~485本)の時代が長らく続いてきました。衛星によるデジタル放送が始まり、またメディアもアナログのVTR(VCR)やレーザーディスクからDVDに変わっても走査線数は同じでした。地上デジタル放送やBSデジタル放送の開始により、走査線数(画素数)は大幅に増え、飛躍的に画質が向上したといえるでしょう。


国際イベントとテレビ放送の進化

放送技術におけるブレークスルーは国際イベントが大きく関わってきました。

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