TPA-EAC-4Rは、HDMI 1.4対応ソースおよびシンク機器のHDMI Ethernet Channel(HEC)および(または)Audio Return Channel(ARC)機能をテストするためのテストポイントアダプタ(以下、TPA)です。882EAを使用すると、HECおよびARC機能をサポートするデバイスをエミュレートすることができます。この場合、882EAはCECバスのCDC(Capability Discovery and Control)コマンドを起動、対話、監視し、TPAのHEC回路とARC回路を自動的に制御します。また、TPA-EAC-4Rを882EAなしでスタンドアロン機器として手動制御し、HDMI 1.4ソースおよび(または)シンク機器のHECおよびARC回路を強制モード条件下で基本テストを行うことも可能です。
操作は簡単です。フロントパネルにある2つのダイヤル、1つはソースをエミュレートしてシンクをテストするためのもの、もう1つはシンクをエミュレートしてソースをテストするためのもので、用途に応じてモードを設定することが可能です。モード設定では、882EA/TPA-EAC-4RがCECコアを通じて被試験機器に応答するか、TPAがCECサポートなしのスタンドアロン・モードで(882EAなしで)動作するかを指定します。スタンドアロン・アプリケーションの場合、モード・ダイヤルの設定は、HECとARCを別々にテストするか一緒にテストするか、およびARCのシングルモードとコモンモードを選択するために指定します。