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単位についてあれこれ ~ 水に関係する単位 ~

■水に関係する単位

日常生活において、水は手頃であるのにもかかわらず大変重要な存在であります。ひとつ蛇口を捻れば水がでて簡単に手に入りますが、この水が出なくなった途端、顔を洗えない、トイレにも行けないことが起こります。今年の1月都内にも関わらず、水道管が凍結してしまい改めて水の大切さを感じました。

今回は、水に関係する単位のお話をしたいと思います。

温度

私たちが日常生活で、温度の単位と使用している℃(セルシウス度)は当初は標準大気圧における水の融解点と沸点の差を1/100としたことが基となっていました。

1948年の第9 回国際度量衡総会で、「現段階の技術では,水の三重点の方が氷の融解点よりも正確に測温の参照点を与えることができる。したがって、(測温及び測熱)諮問委員会は、水の三重点の温度より0.0100 ℃だけ低い温度によって百分割の熱力学温度目盛の零点を定義すべきと考える。」という決議がされました。

その後、1954年の第10回国際度量衡総会で「水の三重点を基礎的な定点として選びそれに厳密に273.16 ケルビン度という温度を付与することによって熱力学温度目盛を定義することを決定する」という決議がなされ現在の温度のSI単位が生まれました。

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