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単位についてあれこれ ~メートルのはなし「地球の大きさから光へ」 (2/2) ~

地球の大きさから光へ

前回、地球の大きさから生まれたメートルですが、その後現在の定義に至るまでの経緯をお話したいと思います。

子午線の長さから導き出された1メートルを現示する純白金製の原器が作られました。共和国文書保管所(Archives de Republique)に保管されたことから、保管場所の名称にちなみアルシーヴ原器 (Metre des Archives) と呼ばれます。この原器が後に重要な役割を果たすようになります。

この長さの原器と同じくして、質量も原器が作られます。その定義は、このメートルを基準として、1立方デシメートル(1リットル)の水の質量を1キログラムと定めました。純白金製で製作され、同じ共和国文書保管所に保管されたことから、こちらもアルシーヴ原器(kilogramme des Archives)と呼ばれます。

こうして、長さはメートル、質量はキログラムを基本単位とした、十進法による、自然の標準に準拠し、永遠に世界で用いられる新単位系としてメートル法が生まれました。

フランス生まれのメートルや、グラムですが、フランス語が由来ではなく、ギリシャ語やラテン語が由来となっています。それは、このメートル法の目的が永遠に世界で用いられる単位系を目指したものであるからです。

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