技術情報・レポート

2018/02/01

単位についてあれこれ ~メートルのはなし「地球一周40,000キロメートル」 (1/2) ~

地球一周40,000キロメートル

皆さん、地球一周の大きさを知っていますか?一周約40,000キロメートルになります。切りがよい数字だと思いませんか?

その理由は、フランス革命時まで遡ります。度量衡(長さ、体積、質量)の単位の基準は身体の一部や、容器の大きさ、穀物の粒等が基になっておりました。

狭い経済活動の範囲ではそれでも十分であったと言えますが、ヨーロッパで18世紀後半から産業革命が起こり急速に工業、国際間の貿易が発達してくると、地域や職業ごとに異なっていた単位が不都合となり、単位を国際的に統一する重要性が認識されはじめました。そういったさなか、フランス革命時の1790年フランス国民議会で、議員であるシャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴールの提案によって、世界中に様々ある長さの単位を統一し新しい単位を創設することが決議されました。

定義案は3つ

  • ① 1秒を振る単振子の長さ
  • ② 赤道の全周の4千万分の1
  • ③ 午線全周の4千万分の1

①案は、時間の単位が関係してくる、②は赤道付近熱帯で測量が困難であることから③案を基に地球の北極から赤道までの子午線の1,000万分の1を長さの単位とすることに落ちつきました。この長さの単位をメートルとしました。

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