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「ISO/IEC 17025:2005」 規格の改訂の現状と動向 (第5回)

<連載目次>

第1回:ISO/IEC 17025:2005 が求められる背景

第2回:ISO/IEC 17025:2005取得のメリット、グローバルな相互承認体制

第3回:日本工業規格のJIS Q 17025:2005とは

第4回:ISO/IEC 17025:2005の要求事項の概要

第6回:ISO/IEC規格の制定・改訂手順の詳細

第7回:ISO/IEC 17025:2005 改定の提案理由

第8回:ISO 共通規格構造のルールが適用された改定

ISO/IEC 17025:2005 規格の改訂周期

組織が必要とする能力や社会から求められるものは、時代とともに変化します。つまり、組織運営のツールである「ISO規格 International Organization for Standardization」も、時代の要請に合わせて変化し、組織にとって不可欠なものとして使われ続けることが必要です。

このような背景から、「ISO規格」は原則として「最長5年」ごとに内容を見直し、必要があれば改定されるルールになっています。ただし、「5年」という期間はあくまで原則であり、それ以上の間隔があくこともあります。ISO規格の改定作業は、定期的に開催される各国加盟機関、専門委員会(TC:Technical Committee)、分科委員会(SC: Sub committee)の幹事によって進められ、6つのステップを踏んで、ISO規格となります。

6つのステップは36ヶ月以内に進められます。改定案が全てのメンバー国に投票のため回付されるのは「4. 照会段階:国際規格案(DIS:Draft International Standard)」であり、「5. 承認段階:最終国際規格案(FDIS:Final Draft International Standard)」以降のステップでは大きな変更がなされないのが通例となっています。

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