技術情報・レポート

2018/01/29

「常に独創性溢れる製品を出し続けたい」共立電気計器インタビュー


製品の説明・使い方を動画コンテンツにして掲載


Q:ホームページには多くの内容が掲載されていますが、特長はありますか?

加藤氏: 1年半位前に現在のホームページにリニューアルしました。サポート情報や技術資料などを多く掲載して公開する方針で作り直しました。

日下氏: お客さまが当社製品の使い方などに困ったときに、当社ホームページを見たらわかるようにしたい、という方針で作っています。ある製品がまだ販売しているのか、修理はできるのかなどもホームページ上で探して行けばたどり着けることを理想にしています。

Q:それで、YouTubeで製品説明をしているのですね

日下氏: その通りです。製品の説明書には使い方が掲載してありますが、電気知識に詳しくない使用者が説明書を見た時にわかりにくいという声がありました。そこで製品説明、使い方を動画で見られるようにしました。お客さまのお困り事をホームページで解決したいという考えからです。説明書では具体的にどう測定するのかが想像しにくいのです。説明書の作成者は電気の知識がありますが、現場での使用者はそうとは限らないので、そのギャップを使い方動画で補完しています。

加藤氏: 3年位前から取り扱い説明動画を始めましたが、リニューアル以降に本格的に掲載を始めました。

Q:どんな製品の動画が多いですか?

日下氏: 高付加価値製品です。電力計やPQAなどは機能が多いため、設定などをどうするかを動画で説明しています。また現場測定器でも使い方が少し特殊な物、例えば簡易接地専用の接地抵抗計(※)は販売数が多いのですが、他社製品とは測定の仕方が違うので、動画で説明しています。
※通常の接地抵抗計には精密測定と簡易測定の2つの機能があるが、簡易測定だけに特化して、形状もペン形にした共立電気だけのオリジナル製品。

Q:動画の評判はいかがでしょうか?

日下氏: 直接、評判を聞いたことはありませんが、当社のお客さま相談室へは、現場のお客さまから携帯電話でお問合せが頻繁にかかります。従来は説明書を使っての回答でしたが、動画があるものはそちらを見ていただきますので、それなりにお客さまにはご活用いただけていると思います。動画を使うと、お客さまをお待たせせずに問題解決につながることが多いと感じています。効果測定はできにくいのですが、内部事情としてはお客さま相談室へのお問合せ件数が減っています。販売数が減っているわけではありませんから、効果はでていると思います。

加藤氏: 現在、再生回数は累計で14万回です。決して多いとはいえませんが、それなりに見ていただいています。掲載機種は20機種ありませんが、1機種で複数動画があるので、動画としての合計は30件位です。製品としては高付加価値製品以外にも、簡易測定器も製品PRの目的で使い方動画を掲載しています。説明書では表現できない、現場で測定するときのイメージをつけやすいように使い方動画を作っています。

日下氏: YouTubeですから時間は5分以下です。だいたい2分前後が多いと思います。機能が多い製品は測定項目ごとに3~4本に動画を分けて作っています。

【動画事例】「協立の新絶縁抵抗計でできる3つのこと」

Q:YouTubeを選択された理由は何ですか?

久保氏: ひとつは海外での展開です。当社の販売比率は長く海外と国内で7:3でした(現在は6:4)。海外の120の国と地域に販売代理店があります。制作メンバーが若かったこともYouTubeを選んだ理由です。

加藤氏: YouTubeなので、日本の当社ホームページに掲載した動画を海外から見ることができます。ただしテロップは日本語です。まだ数は少ないですが英語で作った海外向けの動画もアップしています。海外の代理店の方は日本語のテロップでも動画を見ると、このボタンを押した後にこうしているな、とか参考にはなるようです。


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