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2018/06/11

EMCユーザ会議2018 (ローデ・シュワルツ・ジャパン主催) Part2・協賛メーカ

TechEyesOnline取材班(TEO)は、5月11日(金)に東京コンファレンスセンター・品川で開催されたローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社主催のEMCユーザ会議2018を取材しました。本会議は、EMCに関わるユーザ様との技術情報の共有を考え、昨年に引き続いて開催されたものです。その展示コーナーに出展された製品・ソリューションを、Part1・Part2に分けてご紹介します。

Part1(別稿に掲載)
❶ ❷ ❸ ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社

Part2(本稿掲載分)
❹ 株式会社テクノサイエンスジャパン ❺ サイバネットシステム株式会社

 

❹ 自動車の非接触給電向けのオンリーワン製品

製品名: エミッション測定ソフトウェア TEPTO-DV、磁界イミュニティー試験システム
会社名: 株式会社テクノサイエンスジャパン
説明者: 代表取締役社長 佐藤 廣 氏、東京営業部 上森 大輔 氏


佐藤氏: 当社テクノサイエンスジャパン(tsj)は、ローデ・シュワルツ社の代理店としてシステムを作り上げる会社です。十数年前からローデ・シュワルツ社のハードウェアと組み合わせてアプリケーションソフトを自社開発しています。EMS(電磁気妨害感受)ではRFパワーアンプを使ってシステムを組み上げますし、EMI(電磁気妨害)レシーバ用のソフトウェアも提供しています。

TEO:展示品の説明をお願いします

上森氏: 今回は2つ展示しています。1つめはEMIテスト・レシーバ用の放射エミッション測定ソフトウェアです。測定結果はPCで管理しExcelファイルにすることも可能です。新しい機能として、日常点検でのコムジェネレータなどの発信の測定を自動で行い、データを保存する機能を設けました。システムが正常に動作しているかどうかの日常点検が毎回必要なのですが、だれが点検しても毎回同じ条件で点検結果のデータを保存できます。

TEO:今回展示しているTEPTO-DVシリーズは、どのような構成になりますか?

上森氏: 測定器(ローデ・シュワルツ社EMテスト・レシーバ)と、ソフトウェアがインストールされたパソコンの接続となります。あとは測定器の電源を入れ、PC操作のみで測定が可能になります。

佐藤氏と上森氏

佐藤 廣 氏(左)と上森 大輔 氏

インピーダンス補償BOXとコイル

インピーダンス補償BOXとコイル  
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TEPTO DVシリーズ 測定結果

TEPTO DVシリーズ 測定結果  
(クリックして拡大)


TEO:次の展示は磁界イミュニティー試験システムですね

上森氏: これは車載機器が誤動作しないかを試験するシステムの、インピーダンス補償BOXです。先程と同様にTEPTOソフトウェアを用意していますが、こちらはハードウェアも当社で製作しました。最近、磁界を照射された状態で誤動作しないための試験規格が増えてきて、特に車載、例えばEVが充電している状態での試験を想定しています。

TEO:製品の特長は何ですか?

佐藤氏: 非接触給電用磁界を発生させるには、コイルに電源から給電するだけでは流しきれません。コイルは周波数が高いほど電流を流しにくい性質があります。この製品はその点を改善するための装置です。

TEO:周波数はどれくらいですか?

上森氏: 展示のコイルは85kHzで300A/mを発生させる設計になっています。15Hzから200kHzまでのシステムの構築も可能です。

佐藤氏: 200kHzになるとインピーダンスが高くなり、電流が流れにくくなります。社内設計したヘルムホルツコイルを使ってこの周波数範囲の磁界イミュニティー試験を行います。

TEO:システムの構成を教えてください

上森氏: 今日は展示していませんが、照射コイルに電力を供給する為のバイポーラ電源が必要です。電源とコイルの間にインピーダンス補償BOXを挿入します。コイルのリアクタンスをインピーダンス補償BOXのコンデンサーの静電容量で打ち消し、電流を流れやすくして広い周波数を網羅するような仕組みです。このような技術ノウハウを持った技術スタッフによって開発されました。

TEO:製品はいつリリースしたのですか?

佐藤氏: 今年の4月です。ソフトウェアも発売したばかりの新製品です。自動車の非接触給電向けでこの周波数に関しては、現在は当社しか試験できる製品がないと認識しています。

TEO:規格の名称はありますか?

上森氏: 磁界イミュニティー試験に関しては、ISO11452-8という規格があります。国内の自動車メーカ主導でオリジナルの規格が存在しますが、その中で無線給電に特化した規格があります。この業界の規格は非公開の場合もあり複雑ですが、当社は自動車メーカ、サプライヤからの要求に合わせた製品の開発と供給をしています。

TEO:ありがとうございました


※資料のダウンロード(会員限定)はこちら  
TEPTO-DV3_brochure.pdf

ImpedanceBOX.pdf

※株式会社テクノサイエンスジャパンの製品ページはこちら

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