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2018/06/01

【イベントレポート】Keysight 5G AKIBA Summit 2018 (会場:秋葉原コンベンションホール)

 TechEyesOnline取材班(TEO)は、4月10日(火)に秋葉原コンベンションホール(秋葉原ダイビル2階)で開催されたKeysight 5G AKIBA Summit 2018の展示会場を取材しました。5Gの端末トラック・基地局トラックのセッションに合わせて展示された、5Gに対するキーサイト・テクノロジー合同会社の取組みや最新のソリューションをご紹介します。

会社名: キーサイト・テクノロジー合同会社

説明者: キーサイトグローバルマーケティング アジアパシフィックマーケティング マーケティングインダストリーマネージャー 徳田 裕司 氏
ソリューションエンジニアリング本部 エンジニアリング一部 ソリューションエキスパート 栗山 有美 氏
ソリューションエンジニアリング本部 エンジニアリング四部 ソリューションコンサルタント 桜井 昭寛 氏


5Gで各社とジョイント - NTTドコモとの共同実験協力、クアルコムとの協業

徳田 裕司 氏

徳田 裕司 氏


徳田氏: 当社はいろいろな会社とコラボレーションをしています。そのなかの1社にNTTドコモがあります。NTTドコモが5Gをはじめるにあたり、当社は計測器メーカの1社として参画することになりました。

TEO:展示パネルにはこの1年間、共同実験協力で進んでいると書いてありますが

徳田氏: その通りです。具体的には“28GHz帯のチャネルサウンダ構築”です。いままでの携帯電話の周波数帯はすべて6GHz以下でしたが、5Gで新たな周波数帯の候補になっているのはミリ波です。ミリ波は高速・大容量通信を可能にしますが、新しい技術で難しいです。そのため基礎的な実験がかかせません。チャネルサウンダとは、電波がどれくらい伝わっていくか、伝搬を調べる研究です。当社は図1に掲載されたような計測システムの設計及びパフォーマンス調整を行い、実験局ライセンスの取得および伝搬特性の実験はNTTドコモが実施しました。

TEO:日本では2020年のオリンピックに向けて5Gの導入が進んでいますね

徳田氏: 日本では2020年ですが、韓国や米国は来年2019年にサービス開始予定です。3GPP(※)が規格を決める団体ですが、サービス開始まであまり時間がないので、各キャリヤやメーカは走りながら規格の詳細が決められていく状態です。そのため当社もいろいろな会社とジョイントしています。

※3GPP:Third Generation Partnership Project(スリー・ジー・ピー・ピー):
W-CDMAなどの第三世代携帯電話(3G)システム以降の仕様の検討・作成を行う標準化プロジェクト。現在は5Gの規格化を進めている。アメリカのT1委員会(現ATIS)、欧州のETSI、日本の電波産業会(ARIB)、情報通信技術委員会(TTC)などの標準化団体により構成されている。

図1 NTTドコモとの共同実験協力

図1 NTTドコモとの共同実験協力  
(クリックして拡大)

TEO:今年も2月にスペイン・バルセロナでMWC(Mobile World Congress 携帯電話の国際展示会)がありましたね

徳田氏: 今年は5Gテクノロジーの進捗について世界中の会社が発表していましたが、クアルコム社は5G用チップセットを発表しました。世界初の5Gモデムをつくったという展示です。実験で3.96Gbpsのスループット(※)を実現しました。現在のLTEが1Gbps以下ですから、約4倍以上のスループットです。当社は本件で協業していることをプレスリリースしています。測定器は展示ブースにはありませんが、ブースの裏で動いています。チップ評価には測定器が必要ですので試作段階のチップ評価からコラボレーションさせていただいています。Korea telecom(KT)という韓国No2のオペレータと協業することも発表しました。

※スループット:
一定時間あたりのデータ処理能力のこと。 通信回線のデータ転送能力やコンピューターの処理能力を表すときに使用される。

 

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