【展示会レポート】SCF 2017 /計測展 2017 TOKYO 計測器メーカ特集(Part2) | セミナー|TechEyesOnline|計測器専門の情報サイト

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2018/02/23

【展示会レポート】SCF 2017 /計測展 2017 TOKYO 計測器メーカ特集(Part2)

 TechEyesOnline取材班(TEO)は、昨年11月29日(木)~30日(金)に東京ビックサイトで開催された「SCF 2017/計測展2017 TOKYO」を取材しました。本編では、計測器メーカ5社とIoT関連の協会を取材したものを、Part1・Part2に分けてご紹介します。

Part1(別稿に掲載)
❶ 日置電機株式会社 ❷ アルファ・エレクトロニクス株式会社 ❸ アンリツ株式会社 

Part2(本稿掲載分)
❹ 横河計測株式会社 ❺ 菊水電子工業株式会社 ❻ CC-Link 協会 


❹ ソフトウェアで新しいワーキングスタイル実現の提案

製品名: スコープコーダ DL350、他
会社名: 横河計測株式会社
説明者: 営業本部 営業企画部 企画グループ 堀之内 高明 氏


TEO:今回の展示ブースの見所・コンセプトを教えてください

堀之内氏: 横河グループ全体のコンセプトとして、「新しいワーキングスタイルによる価値共創」を掲げています。当社では、計測器とPCの連係をメインにし、測定したデータをどのように取り扱うかを提案しています。そういう意味で測定器そのものは、既存の製品が多いと感じられると思います。新製品に関しては、今年の6月にリリースしたフィールド用のスコープコーダDL350と、2000Aまで測定可能な電流センサCT2000Aの2製品です。

TEO:新製品DL350について特長などを教えてください

堀之内氏: 従来からDL850Eスコープコーダというレコーダとオシロスコープの「いいとこ取り」をした製品のラインナップをしていましたが、DL350はそのDL850Eをフィールド用に最適化したモデルです。DL850Eの測定品質をそのままに、バッテリ駆動とタッチパネルを実現しました。一部リニューアルした測定モジュールは除きますが、既存の測定モジュールもそのまま使えます。

DL350を来場者に説明している

DL350を来場者に説明している

TEO:DL850Eとの差異点はなんでしょうか?

堀之内氏: もっとも大きな違いは、先ほど説明したバッテリ駆動とタッチパネルです。それ以外のところでは、オシロスコープから派生したDL850Eは、操作系もオシロスコープがベースとなっていますが、DL350は、最初の設定時にオシロスコープベースで操作するか、レコーダベースで操作するかを選択できます。オシロスコープは細かい設定ができる分、複雑で操作が難しいといった声がありました。そこでDL350では、レコーダしか使ったことが無いお客さま向けにレコーダベースの操作系を準備しました。設定はウィザード形式となっており、ウィザードに従い、「入力するチャネル」、「測定する時間」、「測定周期(サンプリング時間)」を選べば、測定が開始できます。通常オシロスコープは、メモリ容量と測定時間によりサンプリング時間(速度)は最適化され設定できませんが、このDL350はユーザ自身でサンプリング時間を設定することができるようになっています。

TEO:PCソフトウェアも用意されていますね?

堀之内氏: リアルタイムで観測・処理するものではなく、簡易的なモニタツールです。例えば、実験室でDL350を測定させておき、他の測定を行っていながらも、横目でPC画面をチェックといった使い方のイメージです。

TEO:このような使い方がエンジニアのワーキングスタイルを変えるということでしょうか?

堀之内氏: その通りです。ひと工夫で測定・実験工数を有効に使える提案です。

TEO:現場測定器に対しての新しいワーキングスタイルについてはどのような提案がありますか?

堀之内氏: 横河電機製のFieldMateという伝送器・流量計の調整・設定ツールと、当社のCA700 圧力キャリブレータの連係です。FieldMateは、伝送器・流量計を調整や設定するためのPC用ソフトウェアですが、この度、当社のCA700と連係できることになりました。今までは、CA700の測定データは、別途収集してPC上で編集するといった使い方でしたが、CA700をフルコントロールすることが可能になりましたので、差圧・圧力伝送器の校正からレポート作成までワンストップに行うことができ、フィールド校正作業を劇的に軽減することを可能にしました。

FieldMateとCA700の連携

FieldMateとCA700の連携
(クリックして拡大)

TEO:ありがとうございました


※DL350カタログダウンロード(会員限定)はこちら DL350_catalog.pdf

※横河計測株式会社の製品ページはこちら


所感
 横河計測株式会社のブースでは、新しいワーキングスタイルの提案をコンセプトに、通信機能を使ったPCベースソフトウェアでの業務効率改善の提案が印象的でした。また、横河グループ製品との連係、ソリューションも目を引きました。


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