2025/02/06
セミコンショーは、7月のSEMICON West(米国、SEMI主催)と12月のSEMICON Japan(SEMIジャパン主催)が大規模な世界2大イベントです。SEMICON Japan 2024は東京ビッグサイトの東ホール全部(Hall 1~8)を使って開催され、来場者の延べ人数は10万人を越えました(2023年は8.5万人)。展示された多くの計測器の中から、まだ展示会レポートで取り上げていない3製品をTechEyesOnline(TEO)取材班が紹介します。まず、赤外線を主とする光学機器の総合商社、アイ・アール・システムのアクティブサーモグラフィ。この分野をラインアップするInfraTecの製品群が、デバイス内の微細な不良を検知するデモを取材しました。次に、半導体製造装置向けのロードセルに注力するティアック。指示計やシグナルコンディショナの販売状況や、半導体市場の産業用イーサネットの規格動向など、興味深い話を伺いました。最後はパーティクルカウンタ(微粒子計測)の老舗、リオン。半導体の回路パターン幅の微細化が進み、3nm線幅デバイスが量産されています。2022年に発売された、従来品よりも測定粒子径が小さい20nmの液中パーティクルセンサを紹介します。
2024/09/20
キーサイト・テクノロジーはKeysight World 2024 ~ TECH DAYを8月2日(金)に東京駅のJPタワー ホール&カンファレンスで開催しました。ソリューション展示の30コーナの中から、量子コンピュータ(量子制御システム)、パワー半導体(動特性の評価)、電気自動車(バッテリの充放電テスト)、サイバーセキュリティ(OTネットワークの可視化)と、今回もTechEyesOnline(TEO)取材班は最新テクノロジーを紹介します。量子コンピュータ実現に向けて各国が研究を加速し、日本は超電導方式で世界をリードしています。キーサイトは産総研G-QuATから2023年に1000量子ビットシステム(マイクロ波PXI製品)を受注しました。システム概要や量子コンピュータの現状を伺いました。パワーデバイスのワイドバンドギャップ半導体が普及しています。キーサイトは電流プローブなどを開発して動特性評価システムをつくりました。SiCとGaNの違いなどを聞きました。自動車の電動化によって車載バッテリのパックテスト需要が増しています。欧州で実績を伸ばすキーサイトの充放電試験ソリューションを紹介します。工場のシステムがネットワーク経由で狙われ、大きな損害が出ています。対策に使われるネットワーク可視化装置で売上を伸ばす、Nozomi社Guardianが出展されました。
2018/02/21
計測器・測定器に関する市場レポートです。EV (Electric Vehicle) 化が時代の潮流となり、EVに搭載されるパワーデバイスに注目が集まっています。SiCやGaNといった新材料に、飛躍的な性能の向上が期待されます。開発・評価現場では、カーブトレーサやSMUなどが活躍しています。スイッチング評価には、オシロスコープも使われています。パワーデバイスを概観し、動向、応用分野、技術と評価用測定器を紹介します。
2017/08/30
計測器・測定器に関する市場動向レポートです。太陽光発電(PV)の技術開発は、事業・プロジェクトとして大きく取り上げられています。太陽光パネルだけでなくパワーコンディショナ(パワコン)や二次電池などから構成され要素技術は多岐に渡ります。今後は、産業用、メガソーラーの拡大が進む見込みです。太陽光発電システムの概要と市場動向や評価試験に使われる測定器についてご紹介します。