2024/06/20
ローデ・シュワルツ・ジャパン(R&S)は2024年5月16日に東京コンファレンスセンター・品川で、技術セッションと展示会で構成されるTechnology Symposiumを開催しました。TechEyesOnline取材班(TEO)は展示会で3社の新製品を取材しました。昨年末に高速無線LANの規格 Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)が策定され、R&S®CMX500 5G ワンボックス・シグナリング・テスタはインテルのWi-Fi 7モジュールの実測デモを行いました。OFDAM(直交周波数分割多元接続)や4096QAMなど、基地局シミュレータによる測定を紹介します。グラナイトリバーラボは世界に10拠点ある、高速インタフェースのエンジニアリング会社です。車載Ethernetの規格試験をオシロスコープで行います。また、自動車に導入が期待される無線給電Qi 2.0の試験器は、今年3月にWPCで認可された最新モデルです。Thunderboltなどの高速通信やアップルMFi認証で使われるオシロスコープについて、試験機関ならではの話を伺いました。EMC製品を取り揃えるマイクロウェーブファクトリーは、海外の高周波計測器を取り扱うコーンズテクノロジーの「コーンズRFエンジニアリング」グループとなり、国産メーカがつくっていない「ESD(静電気放電)とEMI(電磁放射)の両方を可視化する装置」を昨年発売しました。静電気がプリント基板を伝わる様子や測定事例を紹介します。