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計測器

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学び情報

2024/03/11
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダに分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第4回は、ロジック入力モジュールとロジックプローブ、車載ネットワーク用モジュールを解説する。DL950のFFT解析機能を、代表的な小野測器のFFTアナライザとの比較表で違いを示す。 一般的なノウハウとして波形測定する際のノイズ対策や、交流電源が利用できない環境でポータブル電源を使用する時の留意点を述べる。ノイズ対策の基本的な考え方や具体的な手段を表にした。電子機器のノイズ対策を学びたい方の参考となる解説書も紹介する。 統合計測ソフトウェアプラットフォームIS8000によって、他社計測器を含めた計測システムを構築し、PCで波形観測する事例を図で示す。PCへのデータ転送の方法や、外部ストレージ使用上の注意点も述べる。 スコープコーダが多く使われるメカトロニクス機器やパワーエレクトロニクス機器での利用事例を多く紹介する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。
2024/02/22
オシロスコープはトリガを使って電子回路の挙動を測定する「波形の観測器」から、「信号の良否判定」、「デバッグによる不具合解決」、「通信規格のデコード表示によるバス解析」と、用途が拡大した。用途に合わせてトリガ機能も改良・強化した。本稿ではミドルクラスの代表的なモデルのトリガ機能を調べ、基本的な順番に整理して図表で概説し、用途や用語解説を添えた。各メーカによって名称が異なるトリガの種類を一覧表にしたので、具体的なトリガ機能の入門書となった。エッジトリガ、パルス幅(Pulse Width)トリガ、ラント(Runt)トリガ、ロジック(Pattern)トリガなどから、最近のシーケンストリガ(遅延トリガ、Bトリガ)、ウィンドウ(Window)トリガ、ゾーントリガ、シリアルトリガまでマニュアル掲載順に従い、基本的なトリガ機能から順番に解説した。
2024/02/09
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダ に分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第3回はDL950の振動測定用の加速度モジュール、回転体を評価する周波数モジュール、静ひずみや動ひずみを測定するひずみモジュールについて解説する。 振動センサの一覧表や加速度センサの製品例を示す。トルクの定義や、トルク検出器の中で計測器に良く使われる電磁方式を図解する。回転センサの一覧や、代表的な電磁ピックアップを示す。ひずみゲージを概説し、部品が適切な力で締め付けられて緩みがないか確認するボルト軸力センサを紹介する。センサから測定器までの結線図も掲載する。 基礎から学びたい方のために「振動・音響測定、加速度センサ、トルク検出器、ひずみゲージ」の各メーカの学習資料を紹介する。振動、騒音、回転、トルク、ひずみの測定事例として、EV用急速充電器の騒音測定や、パワーエレクトロニクス機器(インバータ/モータ)の試験などを掲載する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。
2024/02/06
ローデ・シュワルツから、4チャネルあるいは8チャネルで利用できる新生代のR&S MXO 5オシロスコープが発売されました。 ローデ・シュワルツが開発し、R&S MXO 4で初めて導入した次世代のMXO-EP演算処理ASIC技術をもとにした、この新しい8チャネルR&S MXO 5オシロスコープは測定性能を新たな高みへと引き上げます。 稀にしか発生しない不具合波形を捕捉したい方や、8チャネルオシロに興味のある方、開発製品のノイズ特定にお悩みの方など、本ブローシャを是非ご覧ください。
2024/01/15
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダに分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第2回は、スコープコーダ DL950を例に、本体の構造や電圧、電流、温度測定の入力モジュールについて解説する。 スコープコーダはオシロスコープとレコーダのいいとこどりをした製品で2つのモードがあり、スコープモードでは通常のオシロスコープと同じ操作法で電圧・電流の波形を観測でき、メモリーレコーダモードではさまざまな物理現象を多点で観測するのに適している。 電圧測定モジュールは高速(200MS/s、14bit、40MHz)から低速(1MS/s、16bit、300kHz)まで8種類、温度測定モジュールは熱電対を直接接続か外部スキャナ経由かで5種類ある。よく使われる熱電対や各種の電流センサを一覧表で示し、熱電対以外の温度センサも概説する。 電流プローブの注意点である周波数特性(最大入力電圧)や、一般のオシロスコープでは使わない絶縁型プローブについても触れる。 スコープコーダが多く使われるメカトロニクス機器やパワーエレクトロニクス機器での利用事例を多く紹介する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。

市場動向

2024/03/26
平成18年(2006年)に施行された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆる「バリアフリー法」以来、公共の建物や交通機関のバリアフリ化が大きく進展しました。さらに、モビリティ(mobility)としての高齢者や障害者を支援する移動手段である車いすや福祉車両を目にすることが増えたと実感できます。車いすや福祉車両は「誰もが暮らしやすい社会」の実現に向けたツールの1つとして必要不可欠なものです。内閣府が公表しているデータによると、身体障害者は436万人です。また高齢者人口の増大に伴い、車いすや福祉車両の需要はますます高まっていくものと推察されます。
2024/02/29
自動車は多くの部品で構成されています。各々の部品を組み立てて車両に作り上げるためには、種々の接合技術が適用されています。車体の基本骨格をなすボディを製作するためには主として溶接や接着が採用されています。その他の接合技術として、「ねじ」が使われています。「ねじ」は自動車に限らず機械を構成する重要な部品として使われ続けています。「ねじ」に類似する表記として、「ボルト」や「ビス」があります。「ねじ」、「ボルト」、「ビス」の一般的な分類例では、「ねじ」は側面にらせん状の溝をもったもの。「ボルト」はらせん状の溝が内側にあるもの、いわゆる「ナット」と組み合わせて使われるもの。「ビス」は比較的に小さいく先端が尖った「ねじ」を示すようです。各分類については後ほど改めて解説します。
2024/01/30
衝突安全に大きくかかわる「車のボディ」について解説します。先ず、自動車の販売状況と自動車の事故状況を紹介します。その後にボディ構造の歴史、ボディの基本構造を概説します。現在多くの自動車に採用されているモノコック構造の主要な部位の概要、ボディタイプ(K-CarやSUV、Sedan、Van等)を示します。さらに、ボディの設計手法、ボディに使用される材料、ボディを製造する工法および衝突安全性評価について解説します。衝突試験に関連する技術として、ダミー人形、ハイスピードカメラ、衝突設備を紹介します。併せて、ボディの空力性能についても概説します。最後にボディ構造に関連した計測器の例を示します。
2023/12/25
日本国内の橋の中で、特に道路として運用されている橋を主に取り上げます。最初に、橋の変遷について特徴的なことを概説します。ここで、日本における橋の原点と言える日本橋を紹介します。また、橋に設置されている「橋名板」や、橋の建設状況を解説します。次に橋の分類を紹介し、その後に、橋の基本形式である、桁橋、アーチ橋、トラス橋、ラーメン橋、吊り橋、斜張橋などの特徴を概説します。橋梁の基本構造として、橋脚を支えるケーソンや、上部構造と下部構造の間にある支承などにも触れます。最後に、橋梁の維持管理に適用される手法と橋に関連した計測器を紹介します。
2023/11/29
自動車の安全・安心対策は自動車そのものを技術進化させることで高度化し、事故件数や死亡事故の発生を抑制してきました。一方、不幸にして事故が発生した際には、事故の発生状況を画像で再確認できる装置や、車両情報を収集し記録することで、事故発生状況の分析をより科学的に分析することが可能になりました。その代表例が、ドライブレコーダ、バックモニタ、EDR (Event Data Recorder) です。また、送迎車で散発している幼児置き去り事故の対応として幼児置き去り検知装置が義務化されました。 本稿では、先ず、自動車用記録装置が導入された背景を述べます。その後に、記録装置の代表例である、ドライブレコーダの出荷状況、装着率を紹介します。その後に、後退時車両直後確認装置の要件・装着率を、EDRについては要件について解説します。参考情報として、国連の相互承認協定における採用状況を紹介します。また、米国でのEDR導入状況について紹介します。置き去り検知装置の方式や要件・機能と事故自動緊急通報装置を概説します。最後に、自動車用記録装置関連の計測器を紹介します。

セミナー情報

2024/03/24
バイオ実験を始めるにあたり基本原理や操作のポイントをしっかりと理解することは、その後の実験の再現性や研究の成否に大きな影響を及ぼします。このトレーニングでは実習と講義から構成され、周りの人には聞きにくい基礎的な事から通常は意識できないコツまで網羅して知る事ができます。 2024-04-24