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テレダイン・レクロイ、 ASA Motion Link v1.1 に対応した 新しい自動コンプライアンステスト・オプションを発表

テレダイン・レクロイ
2025年06月26日

~ASA ML v1.1 対応の新テストソフトウェアと高分解能オシロスコープにより、自動運転技術の市場導入を加速~

テレダイン・レクロイ(日本社名:テレダイン・ジャパン、所在地:東京都府中市、代表取締役:原直)は、本日、Automotive SerDes Alliance(ASA)の最新仕様「Motion Link(ML)v1.1(以下 ASA ML v1.1)」に対応した、自動コンプライアンステスト・オプションを発表しました。
これは、高度な自動運転技術におけるデータ転送ニーズに応える、車載シリアライザ/デシリアライザ(SerDes)ネットワーク規格の一つです。

自動コンプライアンステスト・オプションを搭載した WaveMaster 8000HD オシロスコープ

自動コンプライアンステスト・オプションを搭載した WaveMaster 8000HD オシロスコープ

SerDes デバイスは、センサーやカメラのネットワークから大量のデータを車載コンピュータ(CPU)へ高速かつ一方向に転送することができる、自動運転車の制御に必要な技術です。現在、ASA の ML をはじめ、MIPI の A-PHY、Analog Devices/OpenGMSL の Gigabit Multimedia Serial Link (GMSLMT)など、複数の車載 SerDes 規格が市場で競合しており、テレダイン・レクロイはこれらすべての標準化団体に積極的に参画しています。

今回発表された新しいコンプライアンステスト・ソフトウェア「QPHY2-ASA」は、ASA ML v1.1 仕様に準拠しており、テレダイン・レクロイが標準化委員会やプラグフェストに初期段階から深く関与してきた知見をもとに開発されました。このソフトウェアは、ASA 会員企業による最終仕様に基づいたテスト要件を先取りし、ASA ML v1.1 の導入初期から活用可能です。

QPHY2-ASA ソフトウェアは、最大 65GHz の帯域幅と 12 ビットの高分解能を誇る、世界最高クラスの広帯域オシロスコープ「WaveMaster 8000HD シリーズ」に対応しています。この帯域幅は、現行の車載SerDes のボーレートに十分対応しており、ASA ML の進化による将来的な高速化にも柔軟に対応可能です。また、12 ビットの分解能により、ASA ML で採用されているパルス振幅変調(PAM)方式のマルチレベル信号を高精度に評価・測定できます。

テレダイン・レクロイのコンプライアンステスト・ソフトウェアと WaveMaster 8000HD オシロスコープを組み合わせることで、自動運転技術の確実な市場導入のために必要な信頼性の高いデータ転送を確保することができます。

◆本製品に関する詳細情報

◎ 車載 SerDes テストソリューションについて
https://ja.teledynelecroy.com/serialdata/in-vehicle-networks#ee
◎ QualiPHY 2 テストフレームワークおよび QPHY2-PC ソフトウェアについて
https://ja.teledynelecroy.com/serialdata/qualiphy-compliance

【Teledyne LeCroy, Inc.について】

ニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置く、Teledyne LeCroy, Inc.(テレダイン・レクロイ)は、性能検証、コンプライアンス試験、複雑な電子システムのデバッグを迅速かつ徹底的に行うための先進的なオシロスコープ、プロトコル・アナライザ、その他のテスト機器を製造・販売するリーディングカンパニーです。1964年の創業以来、当社は「Time-to-Insight」を向上させる革新的な製品に強力なツールを組み込むことに注力してきました。解析結果を得るまでの時間を短縮することで、ユーザーは複雑な電子システムの欠陥を迅速に発見して修正することができ、様々なアプリケーションや製品の市場投入までの時間を劇的に短縮することができます。
詳細は公式サイト、(本社:https://www.teledynelecroy.com/ 日本:https://ja.teledynelecroy.com/)をご覧ください。

※)製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。
© 2025 by Teledyne LeCroy. All rights reserved.

※)ASA:Automotive SerDes Alliance、ML:Motion Link、GMSL:Gigabit Multimedia Serial Link、
  SerDes:シリアライザ/デシリアライザ、PAM:パルス振幅変調

【本プレスリリースに関する問合せ先】

テレダイン・ジャパン株式会社
(テレダイン・レクロイ)
マーケティング 広報担当 鶴見
TEL:042-402-9400(代表)
Email:lecroy_infojapan@teledyne.com
公式HP:https://ja.teledynelecroy.com/

テレダイン・レクロイ

テレダイン・レクロイ

Teledyne LeCroy, Inc. は、1964年に素粒子物理学のメーカーとして発足しました。
この分野の実験は、巨大な加速器を使って新たな素粒子を発見する非常にアカデミックな分野で、多くのノーベル賞受賞者を輩出しています。
そのTeledyne LeCroy, Inc.が、この分野で培った技術を活かして1986年に初めて高速ロングメモリのデジタル・オシロスコープを開発いたしました。以来、「見たい現象を、確実に捉え忠実に表示する」テレダイン・レクロイの測定器に対する哲学を実践しています。テレダイン・レクロイにしか捉えられない信号があるという事実は、この測定器哲学の正しさの証明でもあります。

テレダイン・ジャパン株式会社(旧レクロイ・ジャパン株式会社)は、米国テレ ダイン・レクロイ社(正式名称:テレダイン・レクロイ・インコーポレイテッド(旧レ クロイ・コーポレーション))の100%出資の子会社として1990年9月に設立されまし た。東京と大阪の拠点から、テレダイン・レクロイ社の開発する最先端の電子測定器を 日本のエンジニアの皆様に提供し、半導体や電子機器の研究開発に多大な貢献を行っています。