テレダイン・レクロイ、USB Type-C®、HDMI® 2.1、その他高速ケーブル対応の高機能ケーブルテスター「RapidWave4000」を発表
2023年06月21日
~最短の製造テスト時間、ケーブルの電気信号の完全なテストカバレッジ、および低初期投資と低運用コストを実現!~
テレダイン・レクロイ(日本社名:テレダイン・ジャパン、所在地:東京都府中市、代表取締役:原 直)は、本日、USB Type-C®、HDMI® 2.1、その他最大48Gb/sの転送速度を持つケーブルの厳しい製造テスト要件に対応する自動高度ケーブルテスター「RapidWave4000」を発表しました。
このテスターは、必要な電気的およびシグナルインテグリティのテストを迅速に実行し、初期投資と運用コストを抑えながら、常に完璧なケーブルの検証が行えます。

RapidWave4000
RapidWave4000 開発の背景
ビデオ、デスクトップパソコン、ノートパソコン、モバイル機器に使用される最新のケーブルは、前世代のケーブルに比べて信号を2~4倍の速度で伝送し、4倍の電力を供給することが求められます。
そして、これらの複雑なケーブルは、厳しい設計と生産要件を満たす必要があり、高品質のデータ伝送と接続機器に損傷を与える可能性のある欠陥がゼロであることを保証するための新しいタイプのテストが必須となっています。しかし、これまで、試験機メーカーは高速ケーブルの試験に関する新しい市場要求を満たすことができず、その結果、ケーブルメーカーは高速ケーブルの試験を十分に行えず、設計ラボで使用される高価で低速な汎用機器を使用したカスタムメイドの試験機ラックに頼らざるを得ないといった状況でした。
RapidWave4000 の特徴
- RapidWave4000 アドバンストケーブルテスターは、USB Type-C®、HDMI® 2.1、などの高速ケーブルの包括的で迅速かつコスト効率の高い自動生産テストのニーズに対応しています。また、USB Type-C®ケーブルは、USB4®、USB3.2、DisplayPort™2.0、Thunderbolt™3、Thunderbolt 4規格によるデータ転送に対応しています。
- RapidWave4000のProduction Moduleは、導通、DC抵抗(DCR)、静止電流、Eマーカ読み出し(USB Type-C®ケーブル用)などの製造テストや、シグナルインテグリティ挿入損失テストを迅速に実行します。
- RapidWave4000のAdvanced Signal Integrity Moduleは、インピーダンスプロファイル、ペア内およびペア間のスキュー、クロストークをテストし、高解像度の挿入損失とアイパターンを提供します。
RapidWave4000は、このような幅広いテスト能力により、大量かつ高速な生産テストや、品質保証、設計エンジニアが必要とする故障解析テストなどの要求を十分に満たすことができます。低コストで交換可能なアダプタにより、異なる種類のケーブルに接続でき、多くのテストサイクルでテストの一貫性を確保することができます。また、業界初のPay-per-testオプションにより、最大40%の設備投資コスト削減が可能です。
RapidWave4000 に関する詳細情報
製品名 | 仕様 | 価格 (税別) |
---|---|---|
T3RapidWave4000i | アドバンストケーブルテスター・シャーシ(4スロット) | 930,000円 |
T3RW4K-Ui | Production Module | 2,790,000円 |
T3RW4K-Ti | Advanced Signal Integrity Module DSO/TDR | 4,640,000円 |
<pay-per-test適用時> | ||
T3RapidWave4000 | アドバンストケーブルテスター・シャーシ(4スロット) | 630,000円 |
T3RW4K-U | Production Module | 1,660,000円 |
T3RW4K-T | Advanced Signal Integrity Module DSO/TDR | 2,750,000円 |
T3RW4K-C50K | pay-per-test*の50kクレジット | 93,000円 |
<RapidWave4000の製品詳細>
https://ja.teledynelecroy.com/testtools/rapidwave4000.aspx
Teledyne LeCroy Inc. について
ニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置く、Teledyne LeCroy Inc. (テレダイン・レクロイ) は、性能検証、コンプライアンス試験、複雑な電子システムのデバッグを迅速かつ徹底的に行うための先進的なオシロスコープ、プロトコルアナライザ、その他のテスト機器を製造・販売するリーディングカンパニーです。1964年の創業以来、当社は「Time-to-Insight」を向上させる革新的な製品に強力なツールを組み込むことに注力してきました。解析結果を得るまでの時間を短縮することで、ユーザーは複雑な電子システムの欠陥を迅速に発見して修正することができ、様々なアプリケーションや製品の市場投入までの時間を劇的に短縮することができます。
詳細は、(本社サイト:https://www.teledynelecroy.com/ または、日本サイト:https://ja.teledynelecroy.com/)をご覧ください。
※)製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。
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本プレスリリースに関する問合せ先
テレダイン・ジャパン株式会社
(テレダイン・レクロイ)
マーケティング 広報担当
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
TEL: 042-402-9400(代表) FAX: 042-402-9586
Email: lecroy_infojapan@teledyne.com
Web: https://ja.teledynelecroy.com/

テレダイン・レクロイ
Teledyne LeCroy, Inc. は、1964年に素粒子物理学のメーカーとして発足しました。
この分野の実験は、巨大な加速器を使って新たな素粒子を発見する非常にアカデミックな分野で、多くのノーベル賞受賞者を輩出しています。
そのTeledyne LeCroy, Inc.が、この分野で培った技術を活かして1986年に初めて高速ロングメモリのデジタル・オシロスコープを開発いたしました。以来、「見たい現象を、確実に捉え忠実に表示する」テレダイン・レクロイの測定器に対する哲学を実践しています。テレダイン・レクロイにしか捉えられない信号があるという事実は、この測定器哲学の正しさの証明でもあります。
テレダイン・ジャパン株式会社(旧レクロイ・ジャパン株式会社)は、米国テレ ダイン・レクロイ社(正式名称:テレダイン・レクロイ・インコーポレイテッド(旧レ クロイ・コーポレーション))の100%出資の子会社として1990年9月に設立されまし た。東京と大阪の拠点から、テレダイン・レクロイ社の開発する最先端の電子測定器を 日本のエンジニアの皆様に提供し、半導体や電子機器の研究開発に多大な貢献を行っています。