キーサイト、広帯域の無線設計・検証を加速するRFシグナルアナライザを発表
2026年06月10日
より高速な測定により信号挙動を詳細に把握し、手戻りを削減して、無線設計と検証を加速
東京、2026年6月10日発 – キーサイト・テクノロジーズ・インク(CEO:サティッシュ・ダナセカラン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」)は、複雑化する無線システムの設計と検証をより迅速かつ確実に実施できるように設計された、シグナルアナライザ「Pro XA6 SA6320A」および「Expert XA5 SA6210A」を発表しました。
ワイヤレスシステムが、広帯域化、高周波化、マルチアンテナ構造の高度化へと進化するにつれ、RF検証のワークフローはますます複雑かつ時間を要するものとなっています。複数回の波形捕捉や繰り返し測定を行っても、エンジニアは信号挙動を十分に把握できないケースが多く、デバッグの長期化や測定の不確かさが増し、開発の最終段階まで信号劣化要因の特定の遅れにつながります。
キーサイトのPro XA6 SA6320AおよびExpert XA5 SA6210Aシグナルアナライザは、こうした課題に対応し、エンジニアが次世代無線通信、レーダー、広帯域システムの特性評価を行う際に、設計、デバッグ、検証の各プロセスを効率化するとともに、測定のやり直しを削減し、信頼性を向上させます。
Pro XA6 SA6320Aは、最大8 GHzの解析帯域幅、最大67 GHzまでのフルプリセレクション、高度なRF測定機能を備え、広帯域、ミリ波、レーダー、電磁スペクトラムオペレーションなどのアプリケーションに対応します。 Expert XA5 SA6210A は、最大32 GHz の高速スイープ測定、最大2 GHz の解析帯域幅、デュアルチャネル RF 解析機能を、単一プラットフォームに統合し、日常的なワイヤレス設計や検証作業に最適化されています。
Pro XA6 SA6320Aの主な特徴
Pro XA6 SA6320A により、エンジニアはより詳しい信号解析を実現し、要求の厳しい広帯域および高周波システムの検証を行うことができます。
- 最大8 GHzの広帯域信号の捕捉:最大8 GHzの解析帯域幅により広帯域信号を捕捉し、より広範な信号解析を可能にするとともに、ワークフローの複雑さを低減
- 高周波設計・検証の強化:最大67 GHzの周波数範囲により、次世代無線通信、ミリ波、レーダー、スペクトラム運用のアプリケーションに対応
- 信号可視性の向上:優れた表示平均雑音レベル(DANL)、位相雑音、EVM 性能により、微小スプリアス、干渉、広帯域の劣化要因を明確化
- 5G NR 解析の高速化:GPUによる広帯域 5G NR エラーベクトル振幅(EVM)測定の復調速度の高速化により、解析時間が短
- RBWによる規制準拠:最大80 MHzの分解能帯域幅(RBW)により、規格準拠の信号測定をサポート
Expert XA5 SA6210Aの主な特徴
Expert XA5 SA6210Aは、研究開発、検証、製造チームが、5G、無線LAN(WLAN)、超広帯域、レーダー、パルスRF、および汎用ワイヤレステストのワークフロー加速を支援します。
- スプリアス検出の高速化:最大32 GHzの高速でイメージフリーのスイープ測定により、エンジニアは低レベル信号やスプリアス放射をより迅速に特定可能
- 検証の簡素化:デュアルレシーバーアーキテクチャにより、5G NRおよびWLAN MIMO測定、クロス相関誤差ベクトル振幅(ccEVM)が可能となり、複雑なRF相互作用の解析を単一機器で対応
- 幅広いワイヤレステストへの対応:最大2 GHzの解析帯域幅により、5Gアドバンスト、WLAN、レーダー、汎用検証ワークフローに対応
- 測定信頼性の向上:高精度RF測定により、EVMの不確かさを低減し、信号特性評価の信頼性を向上
- RFワークフローの効率化:大型ディスプレイ、再設計されたユーザーインタフェース、従来のXシリーズとのSCPI互換性により、迅速かつ効率的に移行可能
Keysight Core Product Management部門のバイスプレジデントであるジュン チエは、次のように述べています。「エンジニアがより広い帯域幅、より高い周波数、そしてより複雑な信号環境を扱うようになるにつれ、ワイヤレスの設計と検証は著しく困難になってきています。シグナルアナライザ『Pro XA6 SA6320A』と『Expert XA5 SA6210A』は、エンジニアリングチームがより短時間でより多くの信号挙動を捕捉し、測定速度を向上させ、設計からデバッグ、検証までを、より確信を持って進められるよう支援します。」
リソース
キーサイト・テクノロジーについて
キーサイト(NYSE :KEYS)は、イノベーターが世界を変えるテクノロジーを実現することを推進し、支援しています。S&P500の企業として、市場をリードする設計、エミュレーション、テストソリューションを提供し、エンジニアが製品ライフサイクル全体を通して、より速く、より少ないリスクで開発・展開できるようサポートしています。通信、産業用オートメーション、航空宇宙・防衛、自動車、半導体、一般電子機器市場のお客様が、イノベーションを加速し、安全につながる世界を実現するためのグローバルなイノベーションパートナーです。詳細は、Keysight Newsroomまたはwww.keysight.co.jpをご覧ください。
※米国時間2026年6月2日にキーサイト・テクノロジーズ・インクが発表したニュースリリースを、キーサイト・テクノロジー株式会社が和訳・要約したものです。
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キーサイト・テクノロジー
キーサイト・テクノロジーズ・インク(NYSE:KEYS)は、世界有数の電子計測器メーカとして、無線、モジュラー製品、ソフトウェアソリューションの技術革新を推進し、新たな計測手法の構築に取り組んでいます。キーサイトは、HPとアジレントから受け継いだ技術をさらに発展させ、無線通信、航空・宇宙・防衛、半導体の市場に、業界最高レベルのプラットフォーム、ソフトウェア、一貫性のある測定機能を備えたソリューションを提供していきます。キーサイトでは、世界100か国以上で約9,500名の従業員が働いています。