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キーサイト、データセンターおよびイーサネット設計向けにエンドツーエンドの電気・光・電気(EOE)シミュレーションを提供

キーサイト・テクノロジー
2026年06月09日
Keysight ADS Photonic Designerでエンドツーエンドの電気・光・電気(EOE)シミュレーションを実行し、次世代の高速光インターコネクト向けに、フォトニック集積回路や電子インタフェース、システムレベルのシグナルインテグリティを解析

エンジニアリングチームは、シリコン実装前にクロスドメインにまたがる設計課題を特定可能に

東京、2026年6月9日発 – キーサイト・テクノロジーズ・インク(CEO:サティッシュ・ダナセカラン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」)は、同社のEDAプラットフォームのひとつであるAdvanced Design System(ADS)2026において電気・光・電気(Electrical-Optical-Electrical:EOE)シミュレーションソリューションを発表しました。これによりエンジニアは、単一の設計環境内で電気信号から光信号、さらに電気信号へと至る信号チェーン全体をシミュレーションできるようになります。本機能は、AIインフラや高性能コンピューティング(HPC)の進展に伴い、より高速な光リンクの需要が高まる中で重要性を増しています。アーキテクチャ策定や性能評価には、このような解析が不可欠です。

2029年までに、ハイパースケール光トランシーバーの87%が800Gbps以上で動作し、1.6Tbpsや3.2Tbpの普及も見込まれています。 CPU、GPU、高速SerDesインタフェースを光リンクで接続する中で、電気領域と光領域にまたがる相互作用のモデリングが求められています。しかし、従来のシミュレーション手法ではこれらを個別に扱うため、複数ツールの結果を手作業で統合する必要があり、システム性能に影響を与える光・電気のクロスドメインにおける現象を見落とす可能性がありました。

ADS 2026に搭載されたEOEシミュレーション機能により、送信機から光・フォトニック回路、電気受信機に至るまでの信号経路全体を、統合されたワークフローでシミュレーションできます。このソリューションは、キーサイトの高速デジタル設計ワークフローとKeysight Photonic Designerを組み合わせたものです。ハードウェア実装前に混在するドメインの信号チェーンをシミュレーションすることで、設計初期段階から電気・光設計のトレードオフを評価し、高速規格に対するシグナルインテグリティの検証が可能になります。

このソリューションの主な特徴:

  • 試作前に電気・光ドメインをまたぐシグナルインテグリティの課題を検出:高速SerDesデジタルチャネルとフォトニクスICの挙動を同時にシミュレーションし、両ドメインを同時にモデル化することで、クロスドメイン特有の問題を早期に把握可能
  • 実環境に即した双方向光リンクのシミュレーション:フルデュブレックスの光シミュレーションにより、従来は対応できなかった、EOEチャネル内の順方向・逆方向の信号伝搬を再現
  • マルチレーン相互接続における複数波長にまたがる非線形効果の評価: EOEシミュレーションフロー内で波長分割多重(WDM)に対応し、同一の導波路上で複数の波長が同時に使用される800Gおよび1.6T光リンクにおいて重要な課題である、変調器のバイアス依存性による非線形性が波長間で性能に与える影響を評価可能。変調波長と非線形性を、システムとして統合的にシミュレーション可能
  • システムレベルで現実的な信号品質評価を実現:ノイズモデリングは電気領域と光領域を同時にカバーするため、各ドメインを個別にモデリングするのではなく、現実的な条件下での性能評価を実現
  • ハードウェア実装前に、非線形効果を捕捉:変調器のバイアス依存性や大信号の非線形効果は、エンドツーエンドのシミュレーション内で捕捉可能
  • 単一ワークフローで電気・光設計のトレードオフを決定:特許取得済みのマルチドメイン・コ・シミュレーションにより、電気チャネルシミュレータと光エンベロープシミュレータが連携し、ツールを切り替えることなく設計のトレードオフを評価

システムレベルのEOEシミュレーションに加え、ADS 2026はシステムからコンポーネントの最適化までの設計フロー全体をカバーしています。回路レベルでのPDKサポートや、コンポーネントレベルでのKeysight RSoftとの統合により、エンジニアはフォトニックICの挙動を忠実に再現し、実際のチップとシステムレベルのシミュレーションとの乖離を解消します。

キーサイトのシニアバイスプレジデントであるNiels Facheは次のように述べています。「AIインフラストラクチャは、大規模なデータ転送を行うために800 Gbpsや1.6 Tbpsの光リンクが不可欠です。このような高速領域では、電気的性能と光学的性能を別々にモデル化することは現実的ではありません。ADS 2026により、エンジニアリングチームは、シリコン実装前に、それらの相互作用をシミュレーションできるようになります。」

リソース

キーサイト・テクノロジーについて

キーサイト(NYSE :KEYS)は、イノベーターが世界を変えるテクノロジーを実現することを推進し、支援しています。S&P500の企業として、市場をリードする設計、エミュレーション、テストソリューションを提供し、エンジニアが製品ライフサイクル全体を通して、より速く、より少ないリスクで開発・展開できるようサポートしています。通信、産業用オートメーション、航空宇宙・防衛、自動車、半導体、一般電子機器市場のお客様が、イノベーションを加速し、安全につながる世界を実現するためのグローバルなイノベーションパートナーです。詳細は、Keysight Newsroomまたはwww.keysight.co.jpをご覧ください。

※米国時間2026年5月21日にキーサイト・テクノロジーズ・インクが発表したニュースリリースを、キーサイト・テクノロジー株式会社が和訳・要約したものです。

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キーサイト・テクノロジーズ・インク(NYSE:KEYS)は、世界有数の電子計測器メーカとして、無線、モジュラー製品、ソフトウェアソリューションの技術革新を推進し、新たな計測手法の構築に取り組んでいます。キーサイトは、HPとアジレントから受け継いだ技術をさらに発展させ、無線通信、航空・宇宙・防衛、半導体の市場に、業界最高レベルのプラットフォーム、ソフトウェア、一貫性のある測定機能を備えたソリューションを提供していきます。キーサイトでは、世界100か国以上で約9,500名の従業員が働いています。