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商品説明
TOS8040は各種安全規格に基づく電子機器・電子部品の耐電圧試験を行うための試験器です。従来型と比較して小型・軽量ながらAC 4 KVを出力します。良否判定機能では、ウィンドウ・コンパレータ方式を採用し、パネル面で設定した上限基準値以上の漏れ電流を検出した場合はもちろん、さらに下限基準値以下の電流を検出した場合にもFAIL判定を出すことができますのでテストリードの断線・接触不良まで含めた試験実行ができます。
スタート/ストップの操作をリモートコントロールでき、判定結果の出力機能と共に利用することにより、試験の自動化、省力化を図ることができます。また、不用意な操作や事故を防止するため、インターロック機能、挿入口を絞り込んだ高圧出力端子、大型のDANGERランプを装備するなど、高い安全性と信頼性を実現しています。
商品スペック
>>もっと見る形名TOS8040
仕様は、特に指定のない限り下記の設定および条件によります。
●ウォームアップ時間:30分
●温度:5 ℃〜35℃
●湿度:20%〜80%RH(結露なし)
●xx % of readingとは、電圧計(または抵抗計)読み値のxx%を表します。
【出力電圧範囲】0.05 kV〜4.00 kV/1レンジ
【最大定格負荷(*1)】400 VA(4 kV/100 mA)(入力電圧220 V において、トランス容量500 VA)
【出力電圧波形(*2)】商用電源波形
【電圧変動率】15%以下(最大定格負荷から無負荷への遷移において)
【短絡電流】200 mA以上(出力電圧1.0 kV以上において)
【スイッチング】ゼロ投入スイッチ使用
【表示】デジタル表示3桁
【測定範囲】0.00 kV〜5.00 kV/2レンジ
【表示分解能】10 V
【確度】±1.5% FS または、Vm ≧ 1.00 kV:±(2% of reading +10 V)、Vm< 1.00 kV:±(2% of reading +20 V)のいすれが小さいほう。FS:フルスケール(5.00kV) Vm:測定電圧値
【応答】平均値応答/実効値表示
(*1)出力に対する時間制限について
本器の出力電圧発生部の放熱能力は、大きさ、重量、コストなどを考慮して定格出力の1/2の設計になっています。従って次に示す時間制限内(休止時間と出力時間)でご使用ください。この制限外で使用すると出力部の温度が過上昇して内部保護回路が働く場合があります。その場合は、必ず試験時間と同等以上の休止時間を設けてください。
・周囲温度:t ≦ 40 ℃
・AC、上限基準値:50mA< i ≦105mA、休止時間:出力時間と同等以上、出力時間:最大10分
・AC、上限基準値:i ≦ 50 mA、休止時間:不要、出力時間:連続出力可能
(*2)試験電圧波形について
容量性の負荷にAC 電圧を印加すると、負荷の容量分の値によっては無負荷よりも出力電圧が上昇することがあります。更に容量の値が電圧依存性のある試料(セラミックコンデンサ等)を負荷にした場合には、波形歪が発生することがあります。ただし、試験電圧1.5 kV の場合、1000 pF 以下の容量の影響は無視できます。
【判定方法】基準値と測定漏れ電流をウインドウコンパレータで比較し、結果をPASS またはFAIL で通知
【判定動作】FAIL 判定・上限基準値以上の電流を検出した場合、または下限基準値以下の電流を検出した場合・FAIL ランプ点灯・SIGNAL OUT 端子よりFAIL 信号出力(*3)・ブザー音発生(*4)
【判定動作】PASS 判定・設定時間が経過し異常がない場合・PASS ランプ点灯・SIGNAL OUT 端子よりPASS 信号出力(*5)・ブザー音発生(*4)
【上限基準値】1/2/4/8/10/25/100 mA の7 レンジ組み合わせにより、1mA ? 50 mA を1 mA ステップで設定可能
【下限基準値】0〜上限基準値の1/2 まで連続可変
【判定確度(*6)】上限基準値に対して±(5% +20 μA) 下限基準値に対して±20 %(*7)
【電流検出方法】電流の絶対値を積分し、基準値と比較
【校正】純抵抗負荷を用いて、正弦波の実効値にて校正
【検出に必要な無負荷出力電圧(*8)】100 mA に設定して約300 V
【試験時間】x0.1s レンジ: 0.5 s 〜 9.9 s、x1s レンジ: 1 s 〜 99 s(TIMER オフ機能あり)
【分解能】x0.1s レンジ: 0.1 s、x1s レンジ: 1 s
【確度】-0 ms、+50ms
(*3) FAIL 信号はSTOP が入力されるまで連続出力
(*4) ブザー音量調整可能、ただしFAIL およびPASS 判定に対してそれぞれの音量調整は不可
(*5) PASS HOLD が設定されている場合、PASS 信号はSTOP が入力されるまで連続出力
(*6) AC 耐電圧試験では測定リードや治具などのストレー容量にも電流が流れます。これらのストレー容量に流れる電流値の概略を下表に示します。
・本体のみ(測定リード無しのとき 4 μA(1 kV)、8 μA(2 kV)、12 μA(3 kV)、126μA(4 kV)
・長さ350 mm のリード線を空中吊りの時(代表値) 6 μA(1 kV)、12 μA(2 kV)、18 μA(3 kV)、24 μA(34kV)
・高電圧テストリードTL01C-TOS またはTL01-TOS を使用のとき(代表値) 20 μA(1 kV)、40 μA(2 kV)、60 μA(3 kV)、80 μA(4 kV)
(*7) 下限基準値が上限基準値の1/2 のとき(可変抵抗器を時計方向に回しきったとき)その他の値は非校正
(*8) 出力回路に内部抵抗が存在するため、出力端子を短絡した状態でFAIL の判定を行うために必要な電圧
【コネクタ】前面パネル5ピンDINコネクタ
【可能な制御】試験の開始/中断
【接続可能なオプション】リモートコントロールボックス:RC01‐TOS、RC02‐TOS
【接続可能なオプション】高電圧テストプローブ:HP01A‐TOS、HP02A‐TOS
【コネクタ】背面パネル14ピンスクリューレス端子
【状態信号出力】READY信号/H.V ON信号/PASS信号/FAIL信号/PROTECTION信号を出力
【状態信号出力】メーク接点信号(接点定格:1 A/30 Vdc)
【電源出力端子】内部電源(24 V、100 mA)出力
【電源出力端子】COMMON端子はシャシ電位と等価
【INTERLOCK入力端子】端子間開放でPROTECTION状態
【DOUBLE ACTION】STOPスイッチを押し離してから約0.5秒以内にSTARTスイッチを押したときのみ試験を開始
【PASS HOLD】PASS判定を保持
【MOMENTARY】STARTスイッチを押している間のみ試験を実行
【FAIL MODE】リモートからのSTOP信号によるFAIL状態またはPROTECTION状態の解除を無効にする
【動作環境】屋内使用、過電圧カテゴリII、高度2000 m まで
【仕様保証範囲】温度 5℃〜35℃
【仕様保証範囲】湿度 20%rh〜80%rh(結露なきこと)
【動作範囲】温度 0℃〜40℃
【動作範囲】湿度 20%rh〜80%rh(結露なきこと)
【保存範囲】温度 -40℃〜70℃
【保存範囲】湿度 90%rh以下(結露なきこと)
【AC入力-公称入力定格】100 V 50 Hz/60 Hz
【AC入力-入力電圧範囲】90 V〜110 V
【AC入力-消費電力】無負荷時(READY状態)50 VA以下
【AC入力-定格負荷時】最大650 VA
【絶縁抵抗-AC INPUT─シャシ間】30 MΩ以上(500 Vdc)
【耐電圧-AC INPUT─シャシ間】1390 Vac、2秒間印加にて20 mA以下
【接地連続性】25 Aac/0.1 Ω以下
【安全性(*1)】次の指令および規格の要求事項に適合。低電圧指令73/23/EEC、EN 61010-1、Class I、Pollution degree 2
【電磁適合性(EMC)(*1、*2)】次の指令および規格の要求事項に適合。EMC 指令89/336/EEC、EN 61326、EN 61000-3-2、EN 61000-3-3
適合条件
1. 高電圧テストリードTL01C-TOS またはTL01-TOSを使用
2. SIGNAL I/O を使用する場合には、3 m 未満のシールドケーブルを使用
【外形寸法(最大部)】320(330)W×132(165)H×370(410)D mm
【質量】約21 kg
【付属品】高電圧テストリードTL01‐TOS(約1.5 m):1組
【付属品】電源コード:1本
【付属品】INTERLOCK用ジャンパ:1本
【付属品】取扱説明書:1冊
(*1) 特注品、改造品には適用されません。
(*2) パネルにCE マーキングの表示のあるモデルに限ります。
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