概要 シーケンス・アナライザは高速性と柔軟性を兼ね備えていて、測定で異なる無線規格を使用する場合でもすべての動作を高速に割り込みなしで実行できます。
例えば、LTE EVM測定からW-CDMA SEM測定に切り替えるために、シーケンスを停止して新しいシーケンスを開始する必要はありません。
シーケンス・アナライザは1回の収集で複数の測定を実行する手法を採用しているので、フェムトセル/UEの校正/テストを高速に実行してスループットを最大化できます。
シーケンス・アナライザを使用すれば、容易に量産の迅速な強化/最適化を行えます。
高速なswitched MIMO測定機能により、高いコストパフォーマンスで無線LAN MIMO対応のフェムトセル/無線デバイスを測定できます。
無線LAN MIMO測定のあらゆる結果を、手間なく容易に取得できます。この測定機能を使用すれば、複数のチャネル、複数の測定器で構成されるMIMOテストシステムをセットアップする必要はありません。
■主な特長と仕様
測定セットアップパラメータ
・ さまざまな周波数/振幅での送信パワー、位相、周波数など、一般的なBTS/UE校正測定
・ BTS/UE検証テスト(OBW、ACP、SEM)の不要なエミッション測定と送信信号品質測定(EVM、周波数エラーなど)を、1回の収集データで同時に実行
・ 表形式のユーザーインタフェースにより、パラメータ/測定/結果リストをわかりやすく表示
・ 無線LAN MIMOデバイス/フェムトセルのswitched MIMOテストを高速かつ優れたコストパフォーマンスで実行
アクセス機能
・ ライセンスキーでアップグレード可能
・ 固定ライセンスとトランスポータブルライセンスで使用可能
・ SCPIリモート・ユーザー・インタフェース
オーダ情報
・ オプション1FP:EXFのダウンリンク・シーケンス・アナライザ
・ オプション2FP:EXMのアップリンク・シーケンス・アナライザ(標準)
・ オプションSFP:EXM/EXFで高速switched MIMO(最大3×3)に対応