N9051Aパルス測定ソフトウェアは、Keysight Xシリーズ シグナル・アナライザ用の25種類以上の測定アプリケーションの共通ライブラリの一部です。Xシリーズは、測定システム、測定機能、ソフトウェアを含む、信号解析のための革新的な手法です。
N9051AとKeysightのシグナル・アナライザを組み合わせれば、搬送波周波数が最高50 GHzの信号に対して校正済みパルス解析が行えます。
さまざまなパラメータを使用して迅速にパルス性能を評価できます。
オプション3FPを追加すれば、周波数および位相測定のほか、圧縮パルスや変調パルスを解析したり、安定度の指標を示すこともできます。
オプション4FPのパルス・アナライザ・ソフトウェアでは、高度な統計解析を使ってパルスのカタログのトレンド動作を評価できます。
◎パルス測定
・ IEEE 181規格に準拠したパルス幅、立ち上がり/立ち下り時間などのさまざまなパラメータを使用して、パルス性能を評価できます。
・ 6個のレジスタを使用して、生データ、最大値ホールド、最小値ホールド、平均値、加算データ、減算データを表示できます。
・ パルスの位相/周波数測定により、パルス間の変動やチャープ解析(スタート/ストップ、帯域幅)のための測定が行えます。
・ 最大1000個のパルスを個別に解析したり、最大200,000個のパルスのトレンドや統計を表示できます。
・ 長時間のデータ値の表示やヒストグラム、平均値、最大値、最小値、標準偏差、RMSなどの指標の表示により、視覚的な統計解析が行えます。

■主な特長と仕様
◎信号解析
・ 最大1,000個の連続パルスを一度に解析可能、最大200,000のパルスを統計的に解析可能
・ マルチ表示により、パワー対時間、周波数対時間、位相対時間、パワー対周波数のドメインで同時解析が可能
・ Xシリーズ シグナル・アナライザ内またはPSAスペクトラム・アナライザ用のPCで実行
・ 7.5 GHzまでのモデルのCXAで使用可能
◎測定
・ 基本機能(オプション2FP)では、PRI/PRF、パルス幅、デューティ・サイクル、立ち上がり/立ち下がり時間、ドループ、オーバシュート、リップルの測定、制限付き統計解析が可能
・ 位相/周波数測定(オプション3FP)では、パルス間位相、帯域幅、スタート/ストップ周波数、チャープ・スロープ、チャープ偏移などの測定が可能
・ 拡張解析(オプション4FP)では、トレンド解析/ヒストグラム・プロットにより最大200,000個のパルスの統計解析が可能
・ 最大10個のマーカおよびズーム機能により、時間を変更した場合もパワー/周波数/位相を容易に測定可能
◎性能(ハードウェアに依存)
・ スプリアスのないダイナミック・レンジ:最大-72 dBc
・ 立ち上がり時間:>8 ns
・ パルス幅:>40 ns
◎その他の特長
・ ライセンス・キーでアップグレード可能
・ PCまたはXシリーズ測定器で実行
・ 無料試用ライセンス、30日間無料で試用