概要 89600 VSAソフトウェアは、復調/ベクトル信号解析のための包括的なツールです。
オプションB7Zを搭載すれば、無線LAN 802.11n信号の変調解析を実行できます。
最大4x4のMIMO信号については、802.11n信号のトラブルシューティング/評価では、主要な信号パラメータの柔軟な表示と自動検出が極めて重要になります。
このオプションは、製品アップグレードとして追加できます。
■主な特長と仕様
信号解析
・ 対応規格:IEEE 802.11n HT(20 MHz、40 MHz)
・ モード:HTグリーンフィールド、HTミックスド、非HTデュプリケート、HTデュプリケート(最大4x4 MIMO)
・ 変調方式:BPSK、QPSK、16QAM、64QAM
・ 標準プリセット:802.11n 20 MHz、802.11n 40 MHz
測定
・ ピーク/RMS EVM、コンスタレーション、データ・バースト、SIG情報などによる、全体の信号品質の解析
・ 時間(シンボル)または周波数(搬送波)に対するパイロット、データ、プリアンブル・フィールドのEVM結果による、信号劣化の特定
・ 各チャネルの時間/スペクトラム/CCDF/PDFトレースによる、タイム・ドメイン/周波数ドメインの動作の評価
・ 変調方式、空間ストリーム数、結果長の自動検出またはSIGシンボルに基づいた検出
その他の特長
・ 無線LAN 802.11ac変調解析(オプションBHJ)も使用可能
・ トランスポータブル・ライセンス:PC/測定器上に存在、いつでも別のPC/測定器へのライセンスの移行が可能
・ フローティング・ライセンスとしても購入可能:複数のユーザがアクセスするネットワーク・サーバ上で共有可能