非直線性
(Non-Linearity)
理想直線との誤差のこと。センサや変換器で良く使われる用語。
2つの物理量の変化に相関があり、比例関係のときは、そのことを利用して一方の物理量を計測して、その測定値から他方(目的)の物理量を計算で算出する。これは大変一般的な計測手法である。このときに2つの物理量には「直線性(リニアリティ)がある」という(比例のグラフは直線になるため)。ただし、実際には理想的な直線にはならずに少し外れる。このずれの程度を非直線性(または直線性誤差)と呼ぶ。
株式会社東京測器研究所の「びずみ測定用の変換器の用語」では「非直線性:負荷増加時における校正曲線の基点と定格負荷点とを結ぶ直線、からの最大の隔たり。定格出力に対するパーセンテージで表す(%RO)」とある。
参考用語:定格出力、定格容量、ひずみ測定器