電力モニタ
工場やビルなどで使われる機器の消費電力を監視するために作られた電力計がある。分電盤や装置に組込まれて使われ、測定結果は表示されるだけでなく、パルス出力信号もしくは通信で制御装置に伝送できる製品もある。計装の世界では、この電力計測機器を電力モニタと呼称している。
ただし計測の世界以外でも「電力モニタ」と称する製品は数多く存在すると思われる。そのため、計測・計装の分野で、電力計の種類は?と聞かれた場合に、(高周波ではなく)低周波の計測用電力計(デジタルパワーメータやクランプ電力計)以外に「電力モニタ」という製品群がある、と説明される。その他にも、計測用電力計(いわゆる計測器として一番初めにイメージされる電力計)以外に、電力変換器、簡易電力計などがある。