自己相関関数
(Autocorrelation Function)
自己相関関数は、波形x(t)とそれをτ時間だけずらした波形x(t+τ)を用いたずらし量τの関数として定義される。波形の周期を調べるのに有効で、τ=0で最大値となり、波形が周期的ならば、自己相関関数も同じ周期でピークを示す。また、不規則信号では、変動がゆっくりならば τが大きいところで高い値となり、細かく変動するときはτが小さいところで高い値を示して、τは変動の時間的な目安となる。パワースペクトルの逆フーリエ変換により自己相関関数を求めている。
(小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」より)