水質チェッカ
水質を調べる水質計の1種。水質計のモデル名(品名)に「水質チェッカ」は使われる。水質計の測定項目はpH(ぴーえっち)やORP(Oxidation-Reduction Potential)、濁度(だくど)など様々で、 pH計(ぺーはーけい)やORP計(酸化還元電位差計)、濁度計(だくどけい)などがある。水質チェッカは多項目を1台で測定できるハンディ(可搬型)モデルが多い。そのため具体的な測定項目を示すpH計などといわずに「水質」という名称を使っている。小型で安価な製品は通販でも購入できる。水質チェッカは計測器と科学分析器の両方に分類される。
堀場製作所のマルチ水質チェッカU-50シリーズは、1台で最大11項目を同時測定できる。河川などのフィールドでの水質チェックを想定している製品である。東亜ディーケーケーのWQC-22A水質チェッカは1台でpH、電気伝導率、塩分、温度、濁度、溶存酸素が測定できたが、2017年11月に生産中止になり、後継は簡易ポータブル多項目水質計WQC-30になる(後継モデルは水質チェッカが品名ではない)。
水の汚染指標にCOD(Chemical Oxygen Demand、化学的酸素要求量)があり、COD測定器にはUV計などがある。これらは水質チェッカ同様に河川などの屋外で使用される水質計の1種といえる。