計測関連用語集

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詳細説明

校正周期

読み方:

こうせいしゅうき

カテゴリー:

#その他

計測器が正常であるか否かを試験することを校正というが、定期的な周期(=校正周期)を設定し、正常であることを確認する。これを定期校正とよぶ。「校正周期が過ぎた=機器が異常である」ということではない。一般的には製造販売元(メーカ)が推奨する期間を使用する。この期間は比較的短めに設定されているため、使用者(ユーザ)によってはメーカ推奨期間より長めに設定している製品もある。校正及び校正周期は任意であり、使用頻度が少ない製品を使っているユーザは自分で周期を長く設定している場合もある。つまり、校正をどう行うか、周期を製品ごとにどう設定するかはユーザが決めることで、あるメーカのモデルの校正周期がすべてのユーザで同じではない。
メーカや製品によっては、推奨校正周期について仕様に記載されている。たとえばローデ・シュワルツのZVH4、ZVH8のメーカ推奨の校正周期は1年。データシートに「Recommended calibration interval 1year」とある。具体的な校正周期と、その根拠について当サイトのお問い合わせにも質問が寄せられるが、たとえば以下のように回答している。「メーカの推奨校正周期は1年と記載されていますが、あくまで推奨です。基本的に校正周期については、使用方法、使用頻度、使用環境などを勘案して、お客さま自身で決めていただくことになります。メーカに問い合わせても根拠が示される確証はありません。ご参考までに、計測器メーカのほとんどのモデルは1年周期が多いです。6か月周期や2年(または3年)周期を推奨している機種も時々みうけられますが、その場合には理由があるようです。メーカの品質保証部門が精度維持管理の観点から決めているケースがございます。」
校正周期が1年(12か月)の場合、2000年1月1日に校正を実施したら、2000年12月31日で校正期限であるが、計測器本体に貼られる校正シールには通常は校正期限「2000年12月」が記載される。ただし、2001年1月末日までを校正期限として規定している場合もあり、それはユーザの決め事である。また校正シールには校正実施月を明記する場合もある。これもユーザが自ら決める規定による。

参考用語
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