フルエミュレータ
ICEの1種で、フルの機能があるエミュレータというネーミング。簡易デバッグインターフェースであるJTAGなどのオンチップデバッグ機能が1990年代にマイクロプロセッサ(MPU/CPU)に標準化され、2000年代以降はその機能を使ったオンチップエミュレータがICEの主流になった。そのため、オンチップエミュレータではない、それ以前のICEを(機能が限定されず)フルの機能があるICEとして、フルエミュレータやフルICEと呼ぶようになった。つまり、元々ICEはフルエミュレータだったが、オンチップエミュレータの出現によって、2000年頃からフルエミュレータという言葉が誕生した。