計測関連用語集

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詳細説明

パワーアナライザ

読み方:

ぱわーあならいざ

カテゴリー:

#電圧・電流・電力測定器

(Power Analyzer)
デジタルパワーメータの中で、電力の解析機能に優れたモデルのこと。「パワーアナライザは、デジタルオシロスコープの技術を応用したデジタルサンプリングにより、従来のパラメータに加えて、位相角、力率、電力積算値、電流積算値、周波数など、同時に多くのパラメータを応答性よく測定することができる(横河レンタ・リースの「最新計測器の動向、便利な測定機能~パワーアナライザ編~」より)。
主要な計測器メーカの製品を述べる。横河電機(現横河計測)はデジタルパワーメータを形名WT○○というシリーズにしているが、1990年代にPZ4000パワーアナライザというモデルを(WTシリーズ デジタルパワーメータとは別に)発売している(現在は生産中止で最新のWT1500などをデジタルパワーメータではなくパワーアナライザと呼称している)。トルク計測が有名なHBM(現HBK)はGenesis HighSpeed高速高分解能データ収集システム/データレコーダというパワーアナライザがある。トルク測定を含めた自動車の電力解析では優れたモデルである。クランプ式電力計(デジタルパワーメータ)のラインアップが多い日置電機は、近年、センサ直結式(クランプ式ではなく、横河計測が得意な方式)のモデルを増やし、従来の品名はパワーメータだったが、3390パワーアナライザ以降、PW6000、PW8000などのパワーアナライザを発売して横河計測と競合する機種が増えている。英国Newtons4th(N4L)と国内独占販売契約を結んでいる岩崎通信機は、2013年にN4L社のパワーアナライザを国内で販売開始している(ブランド名を「IWATSU-N4L」としている)。
従来のデジタル式電力計である「デジタルパワーメータ」の最近の呼び方(品名)はパワーアナライザが多くなっている。無線通信の基本測定器であるスペクトラムアナライザが、シグナルアナライザという品名が増えている(主流になっている)のと似ている。

参考用語
参考記事
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