計測関連用語集

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詳細説明

ハイブリッド記録計

読み方:

はいぶりっどきろくけい

カテゴリー:

#レコーダ・記録装置 #データ集録機器

(hybrid recorder)
データロガーの“PCとの親和性の良さ”と、自動平衡式記録計の測定結果の見易さの特徴を併せ持った記録計。「ハイブリッドレコーダ」と呼称された。打点記録計にマイクロプロセッサを導入したインテリジェント記録計として、1980年初頭に横河電機が世界に先駆けて開発した。マイコンの採用によってアナログ式の記録計より高機能である長所を持っていて、通信機能はさらにPCとの親和性を増した。多チャンネルで長時間記録ができたが、周波数応答が遅いため遅い現象の記録用として使われた(たとえば温度の記録など)。
2000年代には横河電機・T&M事業部の記録計の主力モデルはDR130/DR230ハイブリッドレコーダで、通称(愛称)はDARWIN(ダーウイン)だった。2000年代中旬のその他メーカのハイブリッドレコーダの例としては、日置電機の8411、8412、8415などがある。同社の形名は88xxがメモリレコーダ(メモリハイコーダ)なので、84xxは別系統の製品である。2022年現在、ハイブリッドレコーダという名称の記録計はどの計測器メーカにも見当たらない(横河も無い)。1980年から2010年頃までの間に存在した記録計の1種類といえる。
工業計器で横河電機の同業である株式会社チノーには、「ハイブリッド記録計(打点式)KH4000」というモデルがある(2023年11月)。

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