ドロッパ方式直流電源
(dropper type DC power supply)
直流安定化電源を回路方式で大別したときの1種。負荷に対して制御用の半導体が直列に接続された直列制御方式のため、シリーズレギュレータ方式とも呼ばれる。別名、リニア電源やシリーズ電源の呼称もある。略してドロッパ方式という記述も良く見かける。
低ノイズではあるが、効率はスイッチング方式の電源と比較すると良くない。ノイズを嫌う用途で使われる(ノイズを出せない環境での使用)。ドロッパ方式とスイッチング方式はそれぞれに長短があり、用途で使い分けられている。
計測用電源の各社がつくっているが、品名からはドロッパ方式かスイッチング方式かは判別がつかない(品名に「スイッチング」の表記があるモデルはあるが、「ドロッパ」が付いていることはほとんどない)。