デジボル
デジタルボルトメータ(digital voltmeter)の略。デジタル表示の電圧計のこと。デジタルマルチメータ(DMM)とほぼ同義。アナログ式(指針型の指示計器)の電圧計がADコンバータ内蔵でデジタル表示になったとき、従来のアナログではないのでデジタルボルトメータ(略してデジボル)と称した。アドバンテスト (現エーディーシー)の製品カタログなどで良く使われていた表現だが最近はあまり聞かない。アドバンテスト独特の表現(方言)といえる。タケダ理研工業(アドバンテストの旧社名)はDC~低周波の基本測定器の老舗計測器メーカで、デジボル以外にもVIGなどの、 この分野の独特の用語(いい方)をしていた(同社がこの分野のメインプレーヤであることことがうかがえる)。デジタル式の電圧計をデジマル(デジタルマルチメータの略)というメーカもあった。