デジタイズ
最近のデジタルマルチメータ(DMM)の機能の1つ。従来DMMは積分型ADC(アナログ・デジタル・コンバータ)を使い、一定時間積分して1つの値を出すことで測定値を算出しているが、別のより高速なADCでサンプリングしてオシロスコープのように測定する機能が最近のDMMにはある。メーカによって表記は違うが、たとえばケースレー製品は「デジタイズI(電流)」や「Digi I」などと呼んでいる。一般にデジタイズ(digitize、デジタル化)は連続的な値(アナログ)を離散的な値(デジタル)に変換することなので、ADCと同じこと。「デジタイザ」というと計測器の1つの機種群の名前なのでここでいうデジタイズとは違う。