計測関連用語集

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詳細説明

デジタイザ

読み方:

でじたいざ

カテゴリー:

#データ集録機器

(digitizer)
アナログのデータをデジタルのデータに変換(デジタル化、デジタイズ)する装置のこと。IT分野と計測器では意味が異なるので、計測器のデジタイザを説明する。アナログ電圧信号をデジタルデータに変換する装置というと、ADコンバータ(Analog-to-digital converter)であるが、デジタイザはAD変換器にプリアンプ、メモリ、PCからの制御、PCへのデータ転送を行う機能を備えている。形状はボード(プリント基板)でPCに組込んだり、箱型でPCとイーサネットなどでつないで制御する(つまPC接続型の計測器である)。主に検査用途が多く、PCに高速にデータ転送できることが最大の特長である。
オシロスコープがデジタル化したことで、デジタルオシロスコープの機能がデジタイザと重複するようになったが、オシロスコープはほとんどがスタンドアロンで、故障解析やデバッグなどに有用である。測定波形の表示更新は速いが、測定データの格納はデジタイザほど速くない。両者は主な仕様は同じだが、用途、アプリケーションが異なる。オシロスコープは未知の信号(通常は2か4チャンネル入力、最大でも8チャンネル)を観測するが、デジタイザは既知の信号を多チャンネル(たとえば128チャンネル)でデータ収集する。そのため、機種群(カテゴリー)はデータ集録機器といえる。デジタイザのメーカは、海外のAcqiris(アキリス)が有名である。

参考用語
計測器情報
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