チェッカ
(checker)
計測器でチェッカ(またはチェッカー)というと、ハンドヘルドの簡易検査のモデルを指していることが多い(ベンチトップの場合もある)。計測器の中で、多くの機能の中から特定の項目の測定を簡便に行い、測定結果(良否判定など)を素早く行えるものをチェッカと命名している。配線チェッカ、熱中症指数計(熱中症チェッカ)、I-Vチェッカ(I-Vカーブトレーサ)、検電器チェッカ、リフローチェッカ、水質チェッカ、VCBチェッカなどがある。コンデンサの値を測定する静電容量計(Cメータ)をキャパシタンスチェッカと呼ぶメーカがあった。
低周波の計測器だけでなくRFでもチェッカはある。安藤電気にはPDCチェッカ(AH-5521E)などの簡易版の無線機テスタがあった。このような簡易版無線機テスタはキャリアなどのサービス部門(携帯端末の修理など)で使われたので、サービス用途の無線機テスタである(アンリツにはMT8510Aサービステスタというモデルがあった)。
計測器情報:チェッカの製品例