計測関連用語集

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詳細説明

スイッチング電源

読み方:

すいっちんぐでんげん

カテゴリー:

#電源装置

(switching DC power supply)
内部回路にスイッチング方式を採用している直流電源。正式にはスイッチング方式直流電源だが、略して「スイッチング電源」ということが多い。1970年代に登場し、従来のドロッパ方式(シリーズレギュレータ方式)より効率が良く、また小型・軽量にできるため、現在では直流電源の主流となっている。以前はノイズが多かったが最近はノイズ対策がされているため、幅広い分野で利用されている。また、ドロッパ方式直流電源では難しい大容量電源を作ることができるため、電気自動車などの試験に使われている(電力回生型双方向電源)。ただしドロッパ方式のほうが一般にはノイズが少ないので、用途によって使い分けられている(計測用電源メーカは2つの方式のモデルをラインアップしている)。
1990年代に、それまで単一レンジだったスイッチング電源にワイドレンジのモデルが開発され(ズーム電源)、2010年代以降は主要な計測用電源メーカの主力モデルとなっている(ワイドレンジ電源)。つまり、現在の中型DC電源の販売数は、ワイドレンジ(スイッチング電源)とドロッパ方式直流電源が多い。
スイッチング電源はモデルによって品名に「スイッチング」と付いているが、そうでなく単に「直流電源」の場合も多いため、カタログで確認しないとドロッパ方式かスイッチング方式かは判別がつかないことが多い。

参考記事
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