ジャンパ線
プリント基板上の回路をショートカットして短絡したい(つなぎたい)ときに、線材を該当する端子間などに半田付けしたもの。空中を配線がジャンプしていることに由来する。ジャンパ線は電気機器の試作時には、電気回路の設計変更でプリント基板上に多く行われる。試作品をデバッグしていく過程でジャンパ線によって回路を仮修正し、正常動作することが確認されると、その内容をフィードバックした試作2号器(のプリント基板)が作られ、電子機器は完成品に近づいていく。試作器のデバッグ時とは別に、電気回路を使い分けるときに電線やピンなどを使う場合があり、ジャンパ端子と呼ばれるものが機器内に作りこまれている場合がある。「ジャンパー線」や「ジャンパ」という表記もある。計測器だけの用語ではないが、計測器に深く関係するプリント基板やデバッグで使われる単語である。