ケーブル測定器
ケーブル測定器というと、銅線ケーブルの障害箇所を検出するTDRや、LANケーブルメータなどのレイヤ1測定器がある。以前はケーブルのQ値や特性インピーダンスなどを測定するQメータ(回路素子測定器/RF測定器)があったが現在はほとんど生産中止になっている。光ファイバのTDRであるOTDRはケーブル測定器よりも光測定器(または光通信測定器)に分類されている。ケーブル測定器というと、電気信号を伝えているケーブルがイメージされる。
「ケーブル測定器」という品名のモデルはないが、TDRやLANケーブルテスタなどの電気ケーブルの測定器を一言で括ると「ケーブル測定器」ということになる。一般の計測器の機種群(カテゴリー)として確立した呼称ではない。
ケーブル診断測定器というと、ケーブルの絶縁耐圧や絶縁不良などの絶縁診断の測定器群を指す。TDRはケーブルの診断をしているといえるが、障害位置検出器やロケーターと呼ばれることはあるが、ケーブル診断測定器といわれることはあまりない。計測器の名前や呼称は、素人にはわかりにくいニッチな世界である。
参考用語:ケーブルテスタ
計測器情報:ケーブル測定器の製品例(フルーク・ネットワークス)