エレキ
エレクトロニクス(electronics)の略称。電気・電子をエレキ、機械をメカ(mechanics、メカニクスの略)と略称される。「エレクトロニクス」が長いので、会話では「エレキ」と短く言う。
たとえば月刊誌の日経エレクトロニクスは電気エンジニアは「日経エレキ」や「日経エレ」と呼称する。月刊誌の「トランジスタ技術(通称:トラ技)」の2021年11月号のトップ記事タイトルは「特集 エレキ工学超入門」である。エレキの代表的な大手企業というと、ソニーやNECだった。メカ選考の学生が就職希望するメーカにはホンダやトヨタなどがあったが、自動車の電動化(EVなど)で今後はエレキ技術者が増えるといわれている。リコー、CANONなどの複写機メーカはエレキとメカの両方の技術者がいる。
エレキの技術者をエレキ屋、メカの技術者をメカ屋と呼ぶことがある。メーカには必ず、電気の設計をするエレキ屋と機構設計をするメカ屋が存在する。ソフトウェア技術者は(ソフトウェアの比重が大きい会社でなければ)、どちらかというとエレキに分類されている。