計測関連用語集

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詳細説明

インピーダンス

読み方:

いんぴーだんす

カテゴリー:

#回路素子測定器 #ネットワークアナライザ

(impedance)
【電子工学で使われる電気に関する量】
直流におけるオームの法則の「抵抗 」の概念を交流(あるいは高周波)領域に適用し、電圧電流の比として表現される基本量である。単位としてはオーム[Ω]が用いられる。インピーダンス(z)は下式のように複素数の形で表され、周波数に依存しない抵抗成分を実数(r: 抵抗分と呼ぶ)で、周波数に依存する成分を虚数(x: リアクタンス分と呼ぶ)で表し、その両者の和の形で表される。

通常、数学では複素数の虚数(imaginary number)は記号「i」(アルファベットの小文字のi)で表記されるが、電気工学ではiは電流の略記に使われるため、混同を避ける理由で、「j」(アルファベットの小文字のj)を使用する。

英語のimpedeは「妨げる」の意味で、「電流を妨げる」→「電流の流れにくさ」をimpedandeと呼称した。
インピーダンスは周波数に依存する(f特がある)オームで示される値のため、交流信号を扱う電気の基本用語の1つである。周波数の変化によるインピーダンスの変化をスミスチャートで示すのがネットワークアナライザである。一般的な電子部品(コイルコンデンサなどの受動部品)のインピーダンスは、LCRメータインピーダンスアナライザで、等価回路で測定する。

参考用語
参考記事
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