アートワーク
電子機器内にあるプリント基板は、電子部品を配置して固定し、設計された回路図に従って部品同士をつないで電子回路をつくる役割をしている。配線はプリント基板上(多層基板の場合は内部にも)のパターンによってされる。パターンの設計を主にアートワークと呼ぶ。マイクロコンピュータの普及によってパターンは複雑化し、コンピュータによる設計(CAD:Computer Aided Design、キャド)が普及したが、アナログ回路、高周波回路では単に部品の端子同士を線でつないでも正常な動作をしないことが多い。たとえばグランドラインを線でなく面にするとか、シールドを施すとか、アートワークは電気の知識がある技術者の設計作業である。