アマチュア無線
(amateur radio)
営利目的ではなく、趣味で無線を楽しむこと。アマチュア無線やアマチュア無線家をham(ハム)と呼称する。日本では電波法の規定によって、免許を取得しないとアマチュア無線局を開設できない。アマチュア無線家の部屋には無線機があり、屋根(や庭)に高いアンテナを設置していることが多い。遠く離れた地球の裏側の、知らない国のアマチュア無線家とコールサインを交わすことに喜びを感じる、という独特のオタクな世界である。自分のCQ(コールサイン)が今日は誰と交信できるか、と新たな出会いを経験する趣味である。日々の天候や電離層の状態によって、電波の届く範囲は刻々と変化するらしい。インターネットもスマホもSNSも無い時代に、1対1ではあるが知り合いを増やせる唯一のツールといえる。機材を購入して使いこなすことができる、恵まれた人の高尚な趣味といえる。フェイスブックが普及した今でもアマチュア無線は無くなっていない。アマチュア無線家は圧倒的に電気の技術系男性が多いと言われる。年季の入ったアマチュア無線家は、仲間内では取得した免許の番号から年齢を推定できるため、わかってしまうらしい。