アナログ出力
(analog output)
計測器はデジタル式が流行りで、測定値をサンプリングしてデジタルデータに変換し、半導体メモリに記録したり、デジタル出力(イーサネット、RS-485など)できる。半導体メモリが高額で、デジタル伝送が今ほど普及していなかった頃の計測器は、(測定値の表示はデジタル式でも)測定値の出力はアナログが多かった。温度計や振動計などの測定器のアナログ出力は記録計(レコーダやデータロガー、データレコーダなど)に入力され、紙に印字されたり、テープなどの記録媒体に保存された。振動、騒音、ひずみ(応力)などの測定データは今でもアナログの記録媒体で保存されている例が多い。デジタルが主流になった計測器だが、アナログ出力しかないモデルもまだ多い。アナログ出力の方式は4-20mAや0-10mVなどがある。
参考用語:フルスケール
参考記事(会員専用):【展示会レポート】スマートエネルギーWeek春展(FC EXPO/二次電池展/スマートグリッドEXPO)の3ページ目・・従来はアナログ出力しかなかったのに出力方式を増やした例。