pp
単にpp(またはPP)と記載すると各種の意味の略語として使われるが、電気工学の分野では正弦波のような交流の値を示す記載方法の1つで、ピークピーク値のこと。ピークツーピーク、ピーク値、などともいわれる。交流は直流のように一定値でないため、その値を表すのに実効値、平均値、最大値、ピークピーク値などがある。最大値と最小値の差を、ピーク(最大値)ともう一方のピーク(最小値)の間の値という意味でピークピーク値(peak-to-peak value)と呼んでいる。表記はpp、p-p、p.p.などがある。実効値(RMS)や平均値、ppは用途によって使い分けられる。オシロスコープのピーク間電圧の表記を各メーカの機種で調べたら、Vp-p (テクトロニクス、横河電機(現横河計測))、Vpp (アジレント・テクノロジー(現キーサイト・テクノロジー))だった。