pCUBE
Mywayプラス社のバッテリ評価用の回生直流電源の通称。同社はパワエレ機器の受託開発で蓄積した要素技術を応用して、回生DC電源をつくった老舗である。モデルAPL2はパワコン(太陽光発電用のインバータ)などの開発に大変重宝された。APL2の次のシリーズとしてpCUBEをリリースした。直列、並列に複数台をつなぐことでユーザが希望する容量(電流・電圧値)を実現できる。バッテリのソーラーパネル(太陽光発電のパネル)の模擬電源として動作するオプションもある。定電流型のDC電源として、APL2やpCUBEはパワコン開発が活況だった2010年頃にはクロマ社と競った。バッテリの充放電試験用途では、開発が始まった電気自動車用途で重宝された。従来、この分野は高砂製作所や菊水電子工業が得意な分野だが、Mywayプラスは先行していた。ただし、2020年代には高砂製作所が大容量・小型モデルを発売するなど、日進月歩である。
参考記事:
・電子負荷と直流電源が一体型の回生電源 Mywayプラス pCUBE、
・Mywayプラス 電池モジュール、電池パック向けのバッテリ充放電システム pCUBE
・1/2に小型化、2000kWまでユーザで増設可能~電力回生型 双方向直流電源RZ-X 100kW
参考用語:回生、電力回生型双方向電源、ソーラーアレイシミュレーター
計測器情報:pCUBEの製品例