計測関連用語集

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詳細説明

digit

読み方:

でじっと

カテゴリー:

#その他

翻訳すると「桁」。計測器では、デジタル表示の場合、最下位の桁の1カウント分を意味する。読取り値(表示値)と合わせて計測器の精度、誤差を表現する時に使われる(詳しくは用語「確度」の解説を参照)。たとえば「±1digit」は最後の桁にデジタルカウントの誤差が1カウントあることを意味する。デジタルの表示値が 100.0Vのときは、精度は999.9V~100.1Vになる。つまり0.2Vの誤差がある。表記は「dgt」もある(計測器のカタログでは電圧などの測定確度の項目にdgtの略記が使われることが多い)。
日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」ではdigitの例を次のように解説している。「入力値:20(mV)、最小分解能:1(μV)、測定確度:±0.05%rdg±4digtのときの誤差は、±0.05%rdg:20×10E-3×0.05×10E-2=10E-6(V)、±4digt:4×1×10E-6=4×E-6(V)より、±(10+4)E-6(V)が誤差となる。」

digitは元々「指」の意味があり、指を使って数を数えることから、数字や桁を表すようになったといわれる。「数で表現できること」をdigital(デジタル)と呼ぶのは「指で数える」ことからきている。デジットはデジタルの語源になることばである。

参考記事
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