baud
データ通信で「1秒あたりの変調回数」のこと。ボーレート(baudrate)とも呼ばれる。アナログの電話回線でモデムを使ってデータ通信していた時代は、baudはbps(ビット/秒)と同じため、データ通信速度として表記されていた。
NRZ方式などで0/1(2値)のパルス列でデータ伝送してきたが、伝送速度が速くなりGbps(ギガビット)通信時代になるとPAM4(00/01/10/11の4値)などの多値変調が2010年代に考案・実用化された。多値変調ではbaudとbpsは同じ値にならない。そのためbpsでなくbaudで速度を表すことが増えている。デジタル無線で使われる変調方式のQAMでも、たとえば16QAM(16値直交振幅変調)は1回の変調で4ビット送れるため、1baud = 4bpsになる(baud × 1変調あたりのビット数 = bps)。
フランスの技術者 ジャン=モーリス=エミール・ボドー(Jean-Maurice-Emile Baudot)の姓であるbaudotから4文字取ったのがbaud。彼が発明した電信コードにちなんで、1秒間に信号が変化する回数(変調速度、シンボルレート)を示す単位になった。


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