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計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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詳細説明

Wandel&Goltermann

読み方:

わんでるあんどごるたーまん

カテゴリー:

#伝送/交換装置用測定器

2001年まで存在したドイツの老舗、通信計測器メーカ。1923年にウォルフラム・ワンデルとウルリッヒ・ゴルターマンが設立。日本語では「ワンデル・ゴルターマン」。略記:W&G。同じくドイツのヘルマン・シュワルツとロター・ローデが1933年に創業したRohde&Schwarz(ローデ&シュワルツ)社は無線通信の計測器で有名だが、W&Gは有線通信の測定器をつくっていた。
1990年頃には日本企業でもW&Gのデータ通信や伝送・交換測定器などは多く使われていた。1998年のW&Gの売上額は5億ドイツマルク、グループ従業員は約1600人。信号発生器などの米国の計測器メーカWavetek(ウエーブテック)社と1998年に合併し、社名をWavetek Wandel&Goltermann(WWG)に変更。2000年に校正用の高精度計測器で有名なFluke(フルーク)にWavetekの精密機器製品群を譲渡(フルークは既存製品のWavetek名を維持する意向を発表したが、2022年現在ほとんどが生産中止かフルークブランドになっている)。WWGはWavetekの有線通信(LAN光ファイバ)、無線通信の測定器を継承。2001年にTTCと合併しActerna(アクテルナ)となる。2005年にActernaは光ファイバ関連計測器をラインアップするJDSU(JDSユニフェーズ)に買収される。2015年にJDSUの計測器部門は分割されViavi Solutions(ヴィアヴィソリューションズ)になっている。つまり旧W&Gの通信の計測器群はWavetekやTTCを含めてViavi Solutionsに継承された。日本の法人はViaviソリューションズ株式会社(2022年現在)。Viavi Solutionsはエアロフレックス(旧マルコーニ)の無線・防衛向け計測器も取り込んでいるので、欧米の通信計測器合体存続企業といえる。ほかに、光スペクトラムアナライザやネットワーク測定器(高速の光伝送の評価機器)をラインアップするEXFOがあり、キーサイト・テクノロジーやローデ・シュワルツ、フルークネットワークス以外の海外の通信計測器メーカはViaviとEXPOに収斂されたといえる。
W&Gという社名は、ウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードがHP(ヒューレット・パッカード)を創業(1939年、米国カリフォルニア州パロアルト)したのと似たようなもの。日本の計測器メーカでは小野さんが創業した小野測器や、横河さんが創業した横河電機(現横河計測)、武田さんが創業したタケダ理研工業(現エーデーシー)があり、創業者が2人の時は頭文字やイニシャルを会社名にするが、欧米では2人の姓を並べて社名にすることが多い。日本だったら「森・高橋株式会社」や「株式会社中村&井上」に相当するが、そのような命名はほとんどみかけない。

参考用語:伝送交換
計測器情報:Viavi製品の例