ToF
(Time of Flight)
time of flightとは「飛行時間」。レーザーやLED(発光ダイオード)から対象物に光を当て、反射光を測定して対象物との距離を計算すること。このToFの原理を使ったセンサは生産ラインなどに導入されている。そのためToFセンサ(ToF測距センサ)と呼ばれる。ToFセンサを内蔵したカメラは被写体の奥行情報があるので、顔認証システムに応用されている。
ToFセンサの例(電子部品)としては、STマイクロエレクトロニクスのVL53L3CXは寸法が約4x2x1mmと小型のため、カメラやラズパイと組み合わせてドローンやロボットなどに搭載可能である。
面で発行するレーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser、垂直共振器型面発光レーザー)で対象物を照らすことで、距離情報を得るカメラをToFカメラと呼ぶ。ToFカメラの出現によって、従来のカメラはRGBカメラ(太陽光などが対象物に当たった光がイメージセンサに入り、RGBの色情報に変換される)と呼ばれるようになっている。